アルテックの薪ストーブの内部構造とメンテナンス性、分解性の紹介

今回、アルテックのソープストーン製の薪ストーブ「グランデノーブル ベーシス」を搬入設置した際に、天板を取り外したので、外見からは解らない内部構造を紹介しよう。

「グランデノーブル ベーシス」だけでなく、「グランデノーブル デポ」「グランデノーブル コンプリート」「ノーブル ベーシス」「ノーブル デポ」も、基本的には同じ構造だ。

天板のソープストーンを取り外した内部の構造

背面のスリットからエアカーテン用の空気が吹きあがってきて、上部でプレヒートされて前方向へと進む

プレヒートされたエアカーテン用に空気がここから炉内へ降り注ぐ

炉内バッフル板の上部の排煙折り返し用の金具を固定している左右のボルト

煙突掃除などのメンテナンス時にバッフル上部の金属製の折り返しの金属板を取り外す場合には、このボルトを13ミリのスパナで固定してやらないと、共周りしてしまう。メンテナンス時には、このボルトにワコーズのスレッドコンパウンドを塗っておくと、次回からはスムーズに作業できる。

ちなみに、炉内奥の二次燃焼用の空気の吹き出し用の金具を取り外す場合も同様で、背面パネルを取り外すと、同様にナットがあるので、それを固定しながら炉内のボルトを取り外す。この金具を取り外すと、炉内のソープストーンを取り外すことができて、さらにロストルも外せる。搬入時に薪ストーブ本体を大幅に軽量化したい場合には、このような分解作業を行うこともある。(通常のメンテナンス時には触れる必要はない)

万一、経年劣化でボルトが切れてしまっても、一般的な13ミリの頭のボルトとナットなので、どこのホームセンターでも入手できる。

【本体にネジが切ってあって、そこにボルトだけが入っていく設計】だと、メンテナンス時にボルトが切れてしまうと厄介なことになるが、このように【ボルトとナットのペアで固定している設計】だと万一の時でも、簡単に交換できるので、作業性、メンテナンス性が、格段に良い設計で、長期間安心して使えるのだ。

このように、かわはら薪ストーブ本舗では、お客様にお勧めする薪ストーブの選定は性能だけでなく、メンテナンス性も極めて重視している。外側からは見えない部分だけど、長年使っていくと、後になって、メンテナンス性の設計の稚拙が出てくる。商品選定時にイメージだけでは判らない重要な部分だ。

↓ 画像クリック(タップ)で応援をお願いします
(ランキングに参加しています)

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 薪ストーブ暮らしへ
にほんブログ村

かわはら薪ストーブは全国

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする