日本では鋼板製の薪ストーブのメーカーは多数あるが、鋳物製の薪ストーブは岐阜県の岡本という会社が唯一の生産メーカーだ。高い技術力を誇り、鋳物にも関わらず、ボディを一体成型していて鋼鈑並みの気密性を確保している。そのため意図せぬ部分からの空気の流入が少なく、数ある鋳物の薪ストーブの中で群を抜いて燃費とコントロール性が極めて優れている。
本体の四角い炉の部分を欧米の鋳物メーカーの場合は板状のパーツを組み合わせてボルト止めして、隙間をガスケットや耐火セメントで埋めているのに対して、岡本の場合は四角い上下の蓋と底のない筒のような一体構造で鋳造している。
その岡本のラインナップのうち、一番小さなモデルがAGNI-hutteだ。これは山小屋という意味で、今回は北軽井沢店の近くの山小屋に設置できて、薪ストーブの命名通りの状況となった。
今にも歩き出しそうな、かわいいデザインの薪ストーブだ。愛着が湧いて、お気に入りになると思う。
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