薪ストーブを設置するスペースとして、畳二畳分が基本と、いつも話しているが、今回の和室の場合も、まさにその通りとなった。とりあえず畳二畳を剥がして、そこを薪ストーブの設置スペースとした。
畳の上に火のついた薪がこぼれ落ちたり、爆ぜた火の粉が飛んだりするとダメージが大きい。そのため、薪ストーブが乗る鉄板の炉台の周りをフローリングで囲って、畳と炉台が直接接しないようにしつつ、十分に距離を確保できるようになっている。
この時の設計で難しいのが、それぞれの素材の厚みの違いだ。畳、フローリング、鉄板の厚みがそれぞれ違うので、下地の厚みの組み合わせを考えて、表面がフラットになるように設定する。そのことで、段差がなくなるので、薪ストーブを使わない季節には、フローリングの部分も鉄板の部分も居住スペースとして活用できる。
先日設置した、ノーブルデポの隣の和室には、これまでかわはら薪ストーブ本舗成田店の展示実機として使ってきたHetaの45Hを移設した。
こちらは、当店の既存ユーザー宅なのだけど、お客様のご厚意で、神奈川県での薪ストーブ設置希望者がいる場合には、かわはら薪ストーブ本舗 箱根支店(協力店)として、実機見学できるような体制となっている。先日の記事でも紹介した、アルテックのノーブルデポ、そして、当初から設置したネスターマーティンのTQH33と合わせて、Heta 45Hと、1家に3台の薪ストーブが、実際に燃焼可能な状態で、設置された。「アルテック」「ネスターマーティン」「Heta」の薪ストーブの導入を神奈川県で希望されている方がいたら、ぜひとも、コンタクトして欲しい。もちろん、これらの3社以外の薪ストーブメーカーが希望だとしても、取り寄せての設置工事の対応は可能だ。
後日の記事でも紹介するが、今回の神奈川県ツアーでは、こちらの箱根支店を拠点として、ドブレ760WDの設置工事に行った。
ここで「支店」の意味について誤解のないように解説しておくと、かわはら薪ストーブ本舗を支えてくれるお店という意味合いだ。あくまで「ユーザーさん」、あるいは「提携先の薪ストーブ店」のご厚意で、「かわはら薪ストーブ本舗で、施工、設置の希望者に対して、実機見学が可能なユーザー宅」あるいは「協力店」という意味合いだ。同時に、顧客対応の窓口として機能する「支店」で、実際の薪ストーブや煙突の設計、施工は、私「かわはら」が、成田店、北軽井沢店の実店舗同様に、従来通り責任を持って行う。
何故「**協力店」と単独で言わずに、「**支店」と言っているかは、発音のし易さ、伝えやすさの観点からだ。例えば電話で「はこねきょうりょくてん」と言うか、「はこねしてん」と言うかで、どちらが相手に伝わりやすいかと言えば、議論の余地もなく「はこねしてん」の方が単純明快に伝わるということだけで、他意はない。
私の薪ストーブ工事の既存ユーザーと直接、コンタクトすることによって、私の長所、短所ともにざっくばらんに情報を得ることができるし、近隣の薪ストーブのユーザー同士で、原木情報、薪集め、薪作りのノウハウの共有、場合によっては、助け合うことができるというメリットもあると思う。
また、薪ストーブを導入した初年度に「乾燥した薪が確保できない」という場合には、先輩ユーザーから、「ホンモノの乾燥薪」の販売してもらうことも可能となる。
ちなみに、今回の薪ストーブ移設工事をした「箱根支店(協力店)」だけでなく、「大阪支店(協力店)」そして「東北支店(協力店)」と3つの支店(協力店)があり、実店舗の成田店と北軽井沢店と2店舗と合わせて、全国5店舗体制で、お客様を迎えることができる体制を構築できた。このことについては、後日、タイミングを見て、別の記事できっちりと紹介するつもりだ。
話しを薪ストーブについてに戻すと、このHeta45Hというモデルはサイズ的には小型なので、狭い一部屋だけ暖めるのには最適だ。残念ながら45Hは廃盤になってしまい、現在では、少しサイズの大きいアンビションというモデルに集約されている。しかし、同じメーカーの同じような仕組みのモデルのサイズ違いというだけなので、操作感、質感、操作方法、メンテナンス方法などは概ね共通している。アンビションを検討している人が見ても、十分に参考になると思う。
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