屋外側で煙突固定した後は、室内側で煙突を固定する。その固定の位置で、煙突の垂直性が確定する。この部分で曲がって取り付けてしまうと、その下の室内部分に傾いた煙突が下りてくる形になって、よろしくない。

室内側の煙突固定
そのため、いかに正確に煙突を垂直に固定するかが肝となる。以前は水平器を当てて気泡が中心に来るようにして、煙突を固定していたが、それだとあまり正確に垂直性が確保できないことがある。水平器を当てて、気泡が中心からずれているのは論外として、そもそも水平器の精度が今一つなこと、気泡が中心にあるように見えても、視点によって微妙にずれて読み取ってしまうことなどが原因だ。

垂直性の確認は下げ降りで行っている
そのため、最近では小屋裏部分から、室内側にもう一本煙突を接続して、下げ振りを当てて垂直性を確認している。地球の重力により錘が真下に来るので、糸との離隔距離を測ればミリ単位で正確に垂直性が確認できる。
レーザー墨出し器が使える現場の場合はレーザーで、煙突の淵に垂直線を照射するという方法もある。
いずれにしても水平器は目安ということで、あまり信じすぎない方が良い。
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