冬に薪ストーブの炉内にダッチオーブンを入れる時は炉内の熱がまんべんなくダッチオーブンに伝わるので蓋に炭を乗せたりしなくても良い感じで全体に熱が伝わるが、屋外の釜戸で下からの炎だけが熱源の時には蓋に熾き火を乗せた方が上部の焦げ目がついて美味しそうにできる。
薪ストーブの炉内に入れると時間だけで出来具合を読む必要があり何度か試行錯誤が必要となるが、夏場の屋外で釜戸で作ると調理が進むにつれて美味しそうな匂いを直接感じることができるので、調理時間を容易に判断することができる。良い匂いがしてきたら注意深くチェックして焦げっぽい匂いがする直前くらいに降ろすのがベストタイミングだ。目安としては25分くらいだろうか。火から降ろしてから10分程度蒸らしておくと余熱で調理が進み完成だ。
写真のように美味しそうに完成して、素材全体が調和して絶妙の味となった。カボチャは甘くて柔らかく、お肉もトロトロ、そしてトウモロコシは焼くのと煮るのの中間の食感の蒸し焼きでこれまで食べたことのない何とも言えない美味しさだった。
素材をボコボコとぶつ切りにして塩コショウするだけで特別な下ごしらえは不要なので、アウトドアやキャンプでも簡単にできるし、何よりも手をかけないワイルドな男の料理としても、ダッチオーブンはとても重宝する。私の使っているのは以下のリンクのものだ。