ドブレ700SLへの天板の形状からくる誤解

写真でドブレ700SLの天板の形を見て「狭くて料理ができない」と敬遠している人も多いと思う。実物を見ないとそう感じてしまうのも無理はないと思う。
しかし、煙突を天板から出すよくある設置方法でも、直径25センチの鍋が同時に二つ置けるし、食パンだって同時に8枚焼きが可能なのだ。この状態でも普通に天板で料理するけど、あまり不自由を感じない。
天板が二重構造になっている640CB/760CBとは違って、700SLは天板に直接炎が当たる構造のために天板の温度も高く、このようにトーストを作ったり、お餅を焼いたり、お好み焼きや餃子を作ったりというような強い火力が欲しい料理にも積極的に活用できる。
さらに煙突を背面から出すことも可能なので、この場合は2倍の面積が確保できる。天板を広く使って大量の鍋を置きたい場合にお勧めの工法なのだ。コーナー設置で煙突をコーナー部分で立ち上げれば無駄なスペースを有効活用できるという意味合いもある。
よく「背面出しにすると燃焼効率、排気効率が落ちるだろう」と言われるけど、そんなこともない。煙突を背面から出す場合には、Tの字のエルボですぐに上に立ち上げて屋根から抜けば、天板から出すのとほとんど変わらない状態で燃焼してくれる。また、背面からそのまま横引きして壁出しして、屋外を立ち上げる場合でも折れ曲がり箇所が一箇所のために、二箇所になってしまうクランク状に立ち上げるよりは排気効率は良いし、煙突掃除もラクだなのだ。

かわはら薪ストーブは全国

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