薪ストーブハウスの建築プランの際に重要な3つのポイント

これから新築する時に薪ストーブを導入したいという場合には、設計にぜひ盛り込んでおきたい重要なポイントがいくつかある。ただの飾りでほとんど使わないのであればどうでもいいことだけど、実用品として暖房器具としてフル活用することを考えている場合には、イメージや憧れだけではない現実がある。
一番最初に考えがちな、薪ストーブの機種の選定は実は一番最後でも良い。どのメーカーのどの機種を選んでも大きく外すことはないからだ。鉄の箱の中で木が燃えているという基本構造は変わらないので、上手に焚けば「温かくない」ということはないからだ。デザインの好みと必要な機能で選択すれば良い。
■1■ 敷地内での家と薪棚の配置
家の設計だけでなく、敷地全体の中に家をどう配置するのか、薪棚をどこに設置するのか、薪の搬入動線をどうするのかという基本的なところが抜けないようにしよう。薪ストーブを主暖房として考えている場合には、想像以上の薪の保管量が必要となる。1ヶ月あたり1トンと考えておけば間違えない。6ヶ月分で6トンの薪を保管するにはどのくらいのスペースが必要なのか考えておこう。そして大量の薪をいかに効率良く敷地外から家の敷地に入れたり、薪棚から家の中に入れる動線も、きちんとできてるかどうかで毎日の生活に関わってくる。さらに、薪棚場所も日当たりや風通しが重要なので、総合的に考える必要がある。
■2■ 宅内での薪ストーブの配置
次に薪ストーブの設置場所だ。家の中心付近にある方が効率的に家全体を暖めることができる。煙突は途中の曲がりなくストレートに屋根から抜くのが基本だ。家の骨組みを逃がして途中で折れ曲がりを入れるのはいただけない。せっかくの新築なのだから、きちんと前もって考えておけば避けられることだ。吹き抜けは必ずしも必要ない。吹き抜けなしでも、十分に二階まで温かくなる。
■3■ 屋根にアクセスしやすい設計
そして屋根に上がりやすいというのも忘れがちだけど、実は重要なポイントだ。煙突掃除は毎年のことなので、ベランダ、下屋などから簡単に上がれるようにしておくと自分で点検や煙突掃除できる。屋根を急勾配に設定し過ぎないことも重要だ。自分で煙突掃除するか、毎年業者に依頼するかで維持費が全然違ってくる。
以上の3点が基本的な考え方だけど、実際に自宅を設計する時の具体例で、どうなのか客観的な経験者の意見を実際に進行する前に聞いた方が良いと思う。薪ストーブを実際に自宅で使っている設計士ならば当たり前にやってくれることでも、そうでないケースの場合は施主自ら、設計士や工務店などを指導するくらいの勉強も必要となる。そういう時にも薪ストーブの経験者からのアドバイスが役に立つ。

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