薪ストーブは煙突からの排気で燃焼性能が違ってくる。屋根からストレートに抜くのが一番良い。これは普段の焚きつけの時から燃焼中まで毎日の使用の際はもちろんのこと、煤がつきにくくメンテナンスの頻度も落ちるし、煙突掃除の際にブラシを通すのもラクになると、あらゆる点で優れている。、最近では天窓もあるように、雨漏りの心配もきちんと施工すれば問題ない。
屋根から抜いているのに梁や根太が入ってしまって微妙に曲がっているケースが良くあるけど、一箇所でも曲がりがあるだけでも全然違ってくるのだ。せっかく屋根から抜いているのに途中で曲がりがあるのはもったいない。
雨漏りを心配して屋根から抜くのを避けて壁から抜くケースもあるが、この場合には曲がりが何箇所もできるため真っ直ぐ抜いているのとは全然違ってくる。それしかしらないと「こんなものだ」と使ってしまうだろうけど、本来の薪ストーブの性能、能力を発揮していないことを知っておこう。
今回は家の設計時から薪ストーブ主役で導入することになっていたので、理想的な設置条件だ。チムニーの対角線に棒を渡してその交点から糸を垂らして、錘(おもり)を下げる。これにより真下はどこか正確に判る。まずはその場所に薪ストーブの煙突接続口が来るように場所を決めてやる。数センチずれていても煙突の位置が多少オフセットするが、ぴったりに合わせた方が気分が良い。しかし、目分量でいい加減にやると大きく設置場所がずれてしまう。