室内側をシングル煙突、貫通部より上だけを二重煙突にするプランもよく見かけるが、これだと煤の付着はどうしても多くなる。
室内のシングル煙突から放熱してしまうので排気温度が下がってしまい、煤がたくさん付着する。
室内のシングル煙突から放熱してしまうので排気温度が下がってしまい、煤がたくさん付着する。
この煤に薪ストーブからの炎が引火すると、煙道火災といって、強い上昇気流で煙突のトップから火炎放射器のように炎が立ち上がり、煙突の温度が1000℃以上に達して、貫通部分の木部が炭化して火災になる。
薪ストーブユーザーはあまり判らないかもしれないけど、ロケットストーブを作ったことのある人ならば、煙突内で物が燃えた時の威力が想像つくだろう。
よく、煤の量を「茶碗一杯」「どんぶり一杯」などと表現するけど、今回は「バケツ一杯分」くらいの回収となった。
私もびっくりしたけど、煙突掃除を依頼してくれたお客さんもびっくりしていた。
まずは屋根に上ってトップを外す
煤の量は明らかに多い