煙突掃除の際に、旧型のメトスの角トップの蓋を取り外そうとすると、ボルトが空回りしてしまって外れなくなってしまうということがたまにある。これはボルトを受けている部分のリベット式の雌側のボルト受けが緩んでしまってボルトと供回りしてしまうからだ。
この場合の対策方法を紹介する。
まずはルーバー部分からペンチなどで雌側の受け側の金具(ナットリベット)を挟み込んで動かないように固定しながら、蓋のボルトを外す。どうしても滑って難しいようであれば、ディスクグラインダーに切断砥石をつけて、ボルトの頭を飛ばしてしまっても良い。
そうすると、蓋が取り外せるようになるので、とりあえずは煙突掃除をして、角トップ内部を綺麗にする。
その後、角トップの蓋が乗っている天端部分のボルトの受け部分をディスクグラインダーで削り取る。リベットで広がっている部分がなくなると、その部分を上から押せば外れる。
取り外した後は、ハンドナッターという工具にM6用の金具を取り付けて、、M6のその後、角トップの蓋が乗っている天端部分のボルトの受け部分をディスクグラインダーで削り取る。リベットで広がっている部分がなくなると、その部分を上から押せば外れる。最後に、ナットリベットを、ハンドナッターでリベット打ちしてやるのが修理の定番だ。
ハンドナッターやナットリベットがない場合には、M6のボルトをナットで普通に蓋を止めてやる方法もある。
なお、M6ボルトが空回りする問題は、最新版のメトス角トップにおいては、設計、構造が改善されていて、ナットリベットを使わない仕様になっている。(肉厚のステンレス板にタップが切ってある)
いずれにしても、煙突掃除の際は、ボルト部分に、油を差しておいた方が良いだろう。
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コメント
おはようございます、川原さん。
なるほど、ここまでくるとこの問題に対処できる人は限られてきますね。
私には手の付けられないのが分かるので、頼むことになりそうです。
それと、旧型のメトスの角トップの蓋とありましたが、現在の新型との違いも知りたく思いました。
ご教示下されば幸いに存じます。
お忙しい中お手数おかけします。
追伸
アルテック グランデノーブルデポ の天板を外すと見えるガスケットなんですが、あれはガスケットボンドで接着なのか、それとも他の方法による接着なのかが気になりました。
それと、グランデノーブルデポ のバッフル板上の鋼板製の板が熱固着する可能性があるとのことでしたが、それは固着するとまずいのでしょうか、それとも構わないのでしょうか。もしまずいのであれば、適度に手入れをした方が無難なのでしょうか。
長々と誠に申し訳ありません。
ヒロさま
旧型メトスの角トップは蓋が乗るフレームにナットリベットがついている仕様です。新型は厚めのステンレス板を四隅に固定して、その板にネジが切ってある仕様です。
アルテックの天板のストーンを乗せているガスケットの接着方法は未確認です。交換の機会がありましたら、紹介します。
またバッフル上の板を固定するボルトは固着しても大きな問題ではありません。単純に天板上と炉内をボルトとナットのセット金具を固定しているだけなので、固着したらディスクグラインダーで切断して、新品のボルトとナットと入れ替えるだけです。通常は煙突掃除のメンテの時に熱かじり防止剤(アンチシーズ)を塗っておけば良いと思います。
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ヒロさま
問題ありません。最近は工事で外出していることが多く、単純に返信が遅れただけです。
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