薪ストーブと吹き抜けの組み合わせはよくあるけど、吹き抜けなしでも階段から熱気は確実に昇っていくので、時間をかけてゆっくりと二階も暖まっていく。下手に吹き抜けにすると二階は灼熱地獄、一階は暖かさが今ひとつということにもなりかねない。
吹き抜けなしで施工の場合だと、通常は一階と二階の煙突の貫通部分を普通は金属製の化粧板でふさいでしまう施工が多いけど、孔開きのボードで熱気が上の階に伝わるようにして、二階部分に箱を作りつけて、熱気を二階部分に導くようになっている。さらにスリットのある建具を取り付けて、必要に応じて開閉して自由に熱気の量を調整することができるようになっている。この部屋を洗濯物を干すスペースとして使えば、リビングからは洗濯物が見えずに、なおかつ薪ストーブの熱が乾燥機として使えて最強になる。
スリット付きの建具を開閉して、ここからの熱気の量を自由にコントロール可能