新築で薪ストーブの導入を考えている場合には煙突はチムニー(煙突囲い)を建築工事と同時に作成してしまうのがベストの方法だ。
建物本体の木工事にチムニーも含めてしまうのだ。そのことで強固なチムニーが安価で作れてしまう。建物の一部としての造作なので建築費の中に含めてしまう交渉が建築会社とできていれば、この部分の費用が、後付けするよりも丸々浮いてしまうというメリットもある。
さらに屋根材を葺く前にチムニーが立ち上がっているということで、雨仕舞いの問題も完璧に処理できるということも大きい。
フラッシング施工とは違って、瓦を葺くタイミングで煙突取り付け工事をする必要がなくなって、内装ができてからいつでも好きなタイミングで煙突工事、薪ストーブ取りつけ工事ができるようになるので、施工日数も短縮できる。このことは薪ストーブ取りつけ工事代金の削減にも直接繋がってくる。
また新築時に薪ストーブの予算がない場合にも、とりあえずチムニー部分だけ作っておけば、数年後に余裕が出てから低予算で薪ストーブを取り付けることも可能になる。屋根ができてしまってから後からぶち抜くよりも、はるかに合理的だ。