雨で延び延びになっていた煙突工事が、やっと施工できた

ここのところ雨が続いていて、煙突工事できる状況ではなかった。

当初の予定では9月初頭にということで、工務店から依頼を受けていた案件で、9月に入ったらすぐに工事できる体制で準備していたけど、なかなか工事できる天候にならなかった。「もしかして今日できる?」と思って現場に行くと、近づくにつれて雨が降ってきてしまった時も2回もあった。

直接施主さんからの依頼の工事の場合には、雨仕舞いに有利なチムニー(&角トップ)での煙突施工をお勧めしているけど、今回の工務店(設計事務所)が、フラッシング施工を指定してきたので、それに従って最善を尽くす。下請け仕事の場合は自分のポリシーは関係なく、元請けに指定された施工方法に従うのが鉄則なのだ。(意見できる立場ではない)

設計事務所や工務店の場合、すっきり見えてローコストのフラッシングでの煙突施工を好む傾向にある。
しかしながらチムニー&角トップ仕様の場合は、雨仕舞いの良さだけでなく、台風の時に煙突が外れて飛んでいくということもない。また、寒冷地の場合には雪害で煙突が折れ曲がるというリスクもなく、あらゆる面でメリットが大きい
先日、被害確認してきた他社施工の物件で、風災被害の保険金が支払われたということで、修理に行ってきた。 今回のようなことを経験すると、国...

チムニーでの施工の場合には、屋根材を葺くタイミングと煙突工事を合わせる必要がないので、天候だけ見てスケジュールを決めれば良いけど、フラッシング施工では屋根材を葺く直前のタイミングでピンポイントで同時施工する必要があるので、天候だけでなく業者間のタイミングを合わせる必要がある。こっちの都合で煙突工事ができないと、屋根工事も終わらなくなる。

昨日は久々の晴れで、やっと工事できる天候になった。屋根材も概ね葺き終わっていて、煙突工事待ちの状態になっている。

雨が降っていると、屋根を開口すると室内側が濡れるという問題だけではない。ルーフィング(や煙突)も濡れていることになるので、防水テープやコーキングがつかないので致命的なのだ。

野地板に煙突を固定

ルーフィングをカットして煙突貫通部分を露出させてから、芯の位置を墨出しして煙突を取り付ける。

煙突の垂直を最終確認

水平器を煙突の天端に乗せて、垂直性を確認してからボルトを強固に締め付ける。

コーキングのライン2本で二重にフラッシング内部を防水処理

この後、板金屋さんが屋根材を葺くまでの間に大雨になることも十分に考えられる。水上側を中心に室内側へ雨漏れしないように念入りに防水処理する。

フラッシングを被せて、外縁部も防水処理

水下側はフラッシングの下に屋根材を差し込めるように、コーキング処理やビス止めは行なっていない

屋外側の煙突工事完了

これで、東京、北軽井沢、軽井沢と怒涛の3日間、連続での3現場の工事を無事に乗り越えることができた。

工事の場合には、工具を持って、ただ現場に行けば良いというわけではない。現場に行く前には資材の積み込み、現場の終了後は後片付けも必要なので、現場と現場の間に、それなりにやることがある。そういう意味で、連日の複数現場を回る工事というのは、意外と大変なのだ。帰ってきてからの片づけ、準備は暗くて視界が悪い状況でやらないとならないし、今回のように期間中に雨が降ったりすると、はかどらない。

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