薪ストーブの炉内の熾き火を上手く活用することによって焼き魚とか、焼肉とか、炊飯など毎日の調理に活用できる。冬の間の薪ストーブ料理は特別ではなく日常のものだ。
そして薪ストーブシーズンが終わると、だんだん稼動が少なくなるので、料理に使うことも少なくなってくる。薪ストーブの熱源で作る料理は本当に美味しい。ガスや電気など他の調理器具とは格段の差だ。同じ素材でも不思議と全く別の味となる。こんなスゴイ調理器具を冬の間しか使わないのはもったいない。
冬が終わっても、お客さんを迎えてのホームパーティの時などに薪ストーブを活用してみよう。窓を全開にしてピザ釜として使うのもありだ。真夏の炎天下でバーベキューをやるよりも身体にもお肌にもやさしく、過ごしやすいはずだ。とりあえず熾き火を作るまでガンガン焚いて、後は細めの枝で炎を立ち上げてやれば、それほど極端に部屋が暑くなることもなく、パーティが盛り上がること間違えなしだ。
ピザパーティの場合は生地だけ作っておいて、メンバーで食べる直前に伸ばして具を盛り付けるのが楽しい。事前に作っておいて焼くだけよりも盛り上がること間違えない。様々な具の組み合わせで色々なバージョンが作れる。炉内に投入したら2分程度で焼き上がるので、場が白けることもない。みんなでワイワイ眺めているうちにすぐに焼き上がる。そして1枚食べたら、また次を作るという感じで進めていくと良い。
薪ストーブの炉内が石釜と同じ環境となる
パーティでピザをたくさん焼くコツとしてはスキレット(ダッチオーブンの蓋)を2枚以上用意して、冷やしながら使い回していくことだ。一枚を連続して使うと、スタート時の温度が高すぎてピザの底を焦がしてしまう。ピザを乗せる時の温度は80℃以下が好ましい。それよりも高い場合は濡れ雑巾で冷ますなどの工夫も必要となる。こんな時にも放射温度計は大活躍だ。