既存の家に後付けで薪ストーブを設置する場合は色々と制約があるけれど、新築で薪ストーブを導入する場合には家の設計の段階から総合的にプランを練ることで、理想的で快適な薪ストーブの導入ができる。
色々このブログでも情報提供しているので、しっかり読んで理解すれば、かなりのところまで追及していけると思う。しかし、実際の現場にそれをどう落とし込んでいき、具体的な設計図面にそれをどう反映させるのかということころは、かなり難しいと思う。現場ごとに全て違ってくるので、一般論ではなく具体例で話を進めていく必要がある。状況に応じて教科書どおりではない裏技や、回避策もでてくるのだ。実際の工事の流れで教科書どおりに行かないケースも多い。
私は単に薪ストーブの設置、販売、工事だけでなく、そういう薪ストーブ導入のためのコンサルタントもやっている。薪ストーブ本体や煙突を施主さんみずから個人輸入したりネット購入して、工事や設置は施主さんが自らやる場合に、一人では不安だろうから、有償でノウハウを提供するというというサービスだ。
コンサルは設計段階からの図面のチェックからはじまって、家の建築中の段階での現場の確認も欠かせない。内装ができてしまうと、きちんと煙突支持のための下地ができているかなども判らなくなってしまうからだ。建築中で修正が可能な段階で、確認して手を打てば、後になってから大変な思いをすることもなくなる。こういう細かいポイントは未経験の人だと見落としてしまって、いざ設置の時にドツボにハマること間違えなしだ。安全上問題のある施工となってしまううことを事前に防ぐ意味合いも大きい。
昨日もそんなコンサルティングで、昨年から受けている案件の建築中の現場へ行ってきた。私のこれまでの薪ストーブ設置のノウハウが、きっちりと反映されていて、使いやすくて快適な薪ストーブライフが送れるであろうことが実感できた。この夏には試し焚き、冬には本格稼動・・・今からわくわくしてくる。
1、土間にイギリスから個人輸入したドブレ750GH(メトス700SL同等品)を設置
2、背面煙突出し&すぐにエルボで上向きでストレートに屋根抜きして天板を広く使うのと排気効率の良さを両立
3、アメリカから別ルートで個人輸入した二重断熱煙突を口元から全て使用
4、驚きの薪の搬入動線
5、暖気が家全体を対流するように、空気の流れを考慮した間取り、シーリングファンを薪ストーブの対角に設置
フラッシング取り付け直前の貫通部分
煙突貫通部分の吹き抜けを見上げる
←にほんブログ村 ライフスタイルブロ
薪ストーブ暮らしのランキング表示
左のバナーをクリックいただくことによって、はじめて【週間IN】の数字にカウントされて、それが順位に反映していきます。
更新の励みになりますので、訪問の足跡代わりにポチッとクリックをお願いします。
ちなみに表示される【週間OUT】の数字は、ブログ