アメリカの薪ストーブの設計思想

今回、設置したのはバーモントキャスティングス社の大型機種ディファイアントだ。私はアメリカ製の薪ストーブの設計思想や品質に疑問を持っているので、個人的にはお勧めしないけど、注文を受けたら個人的な好みを押しつけるわけにもいかないので、素直に従う。別にアかわはら薪ストーブ本舗ではドブレの薪ストーブしか売らないわけではない。各社、取り扱い可能なのだ。

炎がある豊かな暮らしを、あなたに。
「見えないところの加工精度や醜さは関係ない」「複雑な構造で消耗品、交換パーツがたくさんあって維持費がかかった方が良い」「質感や手触りにはこだわらない見た目重視」「形が好き」という人にとっては、良い商品だからだ。値段も高いし商売的には、アメリカンな薪ストーブをお客さんが選択してくれた方が儲かるわけだ。
しかし、いつも思うけど、実際に薪ストーブを設置すると、製品の加工精度や品質を目の当たりにしてしまう。
無理やりセメントでパーツ間の隙間を埋めてあったりする。そもそも本来隙間があっちゃいけないところに隙間が生じていること自体が驚きなのだけど「やっぱりアメリカンでアバウトな造りになっているんだなぁ」と納得させられながら作業を進めていくことになる。

裏側の一次燃焼用の空気取り入れ口と、その上の二次燃焼用の空気取り入れ口
本体の鋳物の隙間から醜くはみ出したセメントを目の当たりにさせられる
二次燃焼用の空気調整もバイメタルでオートマ状態なのだけど・・・・
早かれ遅かれ劣化して、いずれは交換しなくてはいけないパーツとなる
外気導入ダクトのアダプターを取り付けるが・・・・
このパーツと吸入ダクト間にも隙間が生じていた
かわはら薪ストーブは全国

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