青白いオーロラ炎が出ない? 2013/5/20(12年前) 薪ストーブ 16 薪ストーブを焚いていて、薪から離れたところで、このようなユラユラとした青白いオーロラ炎が出ない場合には、薪の乾燥不足、太過ぎ、空気の調整、温度低すぎなど何らかの問題があると思った方が良い。 そろそろ薪ストーブシーズンは終わりなので、煙突掃除の際の煤の量や質の点検と併せて、今シーズンの焚き方を見直してみよう。
コメント
ノザキ2300の最近の様子ですが、オーロラ炎、当初は簡単に出現し、
しかも長時間安定していましたが、今では気合いを入れて狙わないと出ません。
しかし、以前よりすすは少なくなっているし、体感的にも熱利用効率は
上がっているのではないか、少なくとも下がっていないように感じられます。
定常運転前のガンガン焚きで天板400度越えにする事も全く無くなりました。
焚き付けから15分でCB運転に切り替えられます。CBによる温度上昇は以前より
かなり小さいですから、未燃焼ガスがそもそも少ない事を表しているように
見えます。
設置直後と違う点は、CBをつけた事(CBによる低温燃焼が始まるより低い
排気温でも、整流格子として空気の流れに大きく関与していると感じます)、
そして決定的なのは、切り通し焚き付けによって、焚きつけ時より高燃焼効率と
なったと考えられる点です。
オーロラ炎は、ストーブ温度が十分上がって熱量が溜まった状態で1次を
不完全燃焼となるよう絞ると出現すると思われますが、何か、1次燃焼が
ゆっくりだが確実に行われる運転状態という、オーロラ炎出現とは違う
高効率状態もありうるのではないでしょうか?
もう一つ,空気調整レバーの誤操作.
3シーズン目にして,先日ストーブ内を掃除していたら,1次2次レバーの吸入口が反対だったと気づきました.(瀑)そりゃ~オーロラ炎も出にくいし,窓も曇るってもんです.(‥;)
山口透さま:
オーロラが気合を入れないと出ないというのは現状の改造CBによる温度低下ということも考えられますね。
純正状態から改造したことで炉内のバランスが変わっているので、それは仕方ないことだと思います。
しかし、その状態でバランスを取れば問題ないし、効率の良さ、排気のクリーンさは得られていると思います。
現状のCBの薪ストーブとは別の仕組みでの高効率化というのもあると思いますが、それが一般に受け入れられるかは、また別問題です。
てんにょさま:
自分でメンテナンスすると薪ストーブの構造が解りますので、これからはバッチリですね。
来シーズンからが楽しみです!
鋳物の組立接合部のシーリングに,セメントが使用されてますが,しばしば炉内に接合部の余分なセメント破片が見つかります.
ガスケットをメンテナンスしても,鋳物接合部から空気が入っていたら意味ないなぁと,感じていますが,空気漏れ検査の手段が無い.
最終的には,いつかオーバーホールをしなきゃならんものでしょうか?
てんにょさま:
薪ストーブ使用の初期段階数年のうちに炉内で見かける余分なセメント破片は鋳物の接合部のシールに使われたものの、余分に盛られた分が剥がれ落ちたものなので、それほど気にすることはないと思います。
10年とかの長期間使っていると、肝心のシール部分のセメントも剥がれてくる可能性もありますので、そうなったらオーバーホール(完全分解メンテ)をしてやった方が良いですね。
空気漏れの検査は大げさなものではなく、空気を絞った時の炉内の燃え方で判断します。
舌足らずでした。
触媒ONにせず、最初ガンガン焚きするなら、今まで通り簡単にオーロラ炎でます。
それより明らかに、今の使用状態の方が煤も少ないし、体感的にも熱効率がよいと言う事です。
そして、触媒ONにしても、触媒は少ししか働いておらず、整流格子としての機能が
燃焼に+に働いているわけです。
触媒も、従来通りガンガン焚いてから入れると、ちゃんと働きます。しかし、
そうやって働く状態より、最近の使い方の方が、状態が良いです。
要するに、1次燃焼での不完全燃焼の割合が低い状態が、何もかも具合が良くなって
いるわけです。
山口透さま:
なるほど!そういうことでしたか。了解です。
必ずしもフルパワーで焚かなくても、効率良く燃焼してくれるというのは高性能の証だと思います。
シーズンオフのメンテでストーブを分解しました。バッフルに8箇所?固定されているボルトの一本が熱で固着し、緩みはしましたがボルトが取れなくなってしまいました。締め直すこともできず遊んでいる状態です。他のボルトは緩むし、締め直しておいたのでガタつきなどはありません。若干歪んで出来た隙間には耐火パテを埋めておいたのですがこのままで問題ないでしょうか。ワコーズのスレッドコンパウンドを注文中ですので健全なボルトには塗りこんでおこうと思っています。
分解して考えたのですが、ドブレ700SLの二次エアは調整できないのではと。二次エアの調整レバーと思っていたものは下部ダイヤル経由のエアカーテンではないかと思えました。
自分でメンテするのはとても大事なことだと実感しました。
切り通し焚き付けの煤発生量が少ないのは喜ばしい事として、その後暫くたてば、
もう焚きつけ方法の影響はほぼなくなっているはずです。
にも関わらず、穏やかに焚いていてどうして綺麗に1次燃焼するようになったのかが
ナゾです。
pumpkin headさま:
バッフル板固定のボルトの処理はそれでOKです。
二次エアが調整できないのはその通りです。二次は背面から取り込まれて、バッフル板の穴から噴出します。
おっしゃる通り、上部のスライドはエアカーテンの空気の調整です。
山口透さま:
それが最近のことであれば、外気温が高めになっているのでドラフトが弱めということも考えられます。
すみません、ここ2週間では1回しか焚いていないのと、夜や雨の日焚きつけても関係ないので、
天候によるドラフトの強弱ではないと思われます。
ただ、2300の空気の流れを切り通し焚き付けは促進する方向である事は確かで、逆に初期の
ドラフト増強に役立っています。
しかし、定常運転になってからは関係ないですから、もしかすると、厳寒期に比べて、単純に
うんと高温に持っていかなくてもストーブ温度が維持しやすいだけかも知れません。
あと、もう一つ考えられるのは、焚きつけ時の煤の量が少ないので、バッフル板上面内等が
綺麗で、空気の流れが良い状態であるとかでしょうか。なにしろ、最初のころ、ここの塗装
剥がれを綺麗にしたら燃焼が良くなったくらいですので。
色々と細かいことまで助言頂き、安心してストーブを使うことができます。ありがとうございます。
灰取り出し口のガスケットがヘタっていることは安定した燃焼にとって大きな影響があるということが、分解し構造を理解してよくわかりました。
山口透さま:
なるほど。単純に冬ほどガンガン焚かなくてもOKということかもしれないですね。
それにしてもバッフル板上部の塗装の剥がれをきれいにしただけで、燃焼が良くなるのは、びっくりです。
pumpkin headさま:
700SLユーザーにはベストな状態で使って欲しいと思っていますから、アドバイスが役立って幸いです。
自分でメンテナンスすることで、構造を理解して、安心して合理的に焚くことができるようになりますよね。