一般的にな薪ストーブで一番ダメージを受けやすいパーツは、普通は炎を直接受けるバッフル板だ。
しかしドブレ700SLの場合は、バッフル板の下部にエアディストリビューションパネルという二次燃焼吹き出し用の孔がついているパーツがボルトでバッフル板についているので、バッフル板ではなく、このパネルがダメージを受ける。バッフル板は二次燃焼用のエアーが通って断熱されているので、それほど痛まない。
天板を外してから、バッフル板を取り外したところ
バッフル板からエアディストリビューションパネルを取り外したところ
バッフル板そのものはダメージを受けてない
奥の列が破損している
破損部分の拡大
このようになってしまうと正常な燃え方にならないので、エアディストリビューションパネルを交換してやる必要がある。ドブレの場合はメンテナンス性に優れているので、このように分解してのパーツ交換も容易にできる。
アッセンブリーでバッフル板ごと全部交換する必要はなく、壊れた部分だけを交換できるので、税込み送料込みで1万円程度のパーツ代の出費で済むというお財布にも優しい仕様だ。
コメント
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結構ボロボロになるんですね。びっくりっ。
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「エアディストリビューションパネル」て言うんですね。
今年6月に掃除したときには、「この中に灰が溜まってたら掃除すべきかな」と
頑張って外しましたが、元に戻すのが大変でした。
(その時,かわはらさんにコメントでお尋ねして、毎年のメンテなら
外さなくていいよと教わりました。)
ボルトを向こう側から刺して(簡単に抜け落ちてしまう)、パネルを持って行って
穴から出たボルトにナットをはめるのが難しかったです。
ところでエアディストリビューションパネルとバッフル板はボルト固定だけで
OKでしょうか?
外すときにあちこちからセメントの破片がみつかったので
「もしかして耐火セメントでくっつけるべきだったのかな」と気になってました。
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おぼうさま:
分解清掃お疲れさまでした。頑張りましたね。
エアディストリビューションパネルとバッフル板の固定はボルトだけでOKです。
外す時のセメント片は、多分、本体ボディ鋳物パーツの組み合わせ部分の不要な余った部分のものだと思われます。
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お久しぶりです。記事にあるボルトは、炉内側から締めるもので外す事があり得るものとしてはこれだけでしょうか?私も一度外そうとしましたが固着していてうまくいきませんでした。この部分だけは、新品の時にスレッドコンパウンド等のかじり防止材をしといたらよかったかなと、今さらですが反省してます。ダメージを一番受ける場所なのでいずれメンテナンスが必要ですが、固着していた場合等は外すコツは有りますか?力技でしょうか。
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Pumpkin headさま:
炉内の消耗部品を交換するためのボルトとしては、これだけです。
新品時に分解してかじり防止剤を塗れたら完璧ですが、そこまでやれる人はなかないないですねぇ・・・。
固着している場合は作業の1週間程度前から5-56などの潤滑油をたっぷり連日塗り込んでやることが一点。
そして作業の本場の際には、一気に回さずに1ミリ回したら、また1ミリ戻して、次は1.1ミリ回して1.1ミリ戻す、そしてさらに1.2ミリ回して1.2ミリ戻すと、地道に繰り返して、少しづつ回していくことです。
力技は厳禁です。ボルトが折れるだけです。
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アドバイスをありがとうございました。毎年メンテナンスしていますが、錆びも含めダメージらしいものは、この場所以外ほぼありません。その点でも本当に優秀なストーブだと実感しています。大切に長く付き合っていきたいです。
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Pumpkin headさま:
毎年のシーズンオフのメンテナンスが長持ちの秘訣です。
大事に長く使いたいですよね。
鋳物のバッフル板部分を生かすために、敢えてエアディストリビューションパネルを消耗品として交換できるようにした、優れた設計なのだと思います。
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セメントのこと気にしなくて良いようで安心しました。
いつもありがとうございますm..m
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おぼうさま:
とんでもございません。
長く愛用していただければ、幸いです。
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エアディストリビューションパネルを交換する必要があり近所のストーブ屋さんで注文しましたが、メトスに確認したところ、そのパーツだけでは取り扱いがなくバッフル全体のアセンブリー交換になると言われました。以前に読んだこの記事のことを思いだし、取り扱い説明書の品番までお知らせし再度問い合わせをしていただきましたがメトスからの返答は同じだと言っていました。実際のところどうなんでしょうか?ちなみに、全交換で23000円程でした。
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Pumpkinheadさま:
私のお客様への対応の時は、この記事の通りでした。
もしかして、時期によって対応が変わったのかもしれないですねぇ。
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ご返事をありがとうございます。今回は全交換でしたが、本体に組み込む前にボルト外してスレッドコンパウンドを吹き付けてみました。毎年整備する際に繰り返そうと考えています。部品の扱いについては、今度自分でもメトスに確認してみたいと思います。
ちなみに、ドブレ700slを販売してくれた業者が使用状況を確認しに来ましたが、炉内のサビ、痛みが少なく綺麗に使われていることに驚いていました。最近では極端な高温にしなくとも焚き上げることができるようにもなりましたが、しっかりと高い温度で、乾燥したよい薪を使用し、シーズン終了後は速やかにメンテナンスすることがやはり大事だと実感しました。勿論上からの煙突掃除もです。
色々とお世話なり、ありがとうございました。今後もよろしくお願いいたします。
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Pumpkinheadさま:
本体組み込み前のその処理は有効だと思います。毎年のメンテの際にも繰り返し実行すれば、さらに良いですね。
乾燥した薪を使って、適切に焚いて、なおかつ、定期的に適切なメンテナンスを行うことが重要です。
今後も、かわいがってあげて下さい。