私自身は「裏山の杉の倒木が目について、このまま地べたで腐って土になるのを見過ごすのがもったいない」という動機で試しに薪ストーブを導入したのがきっかけだ。
私のところで設置工事をしたお客様に訊くと、以下のようなきっかけが多い
1.キャンプやアウトドアでの焚き火が好きなので、家の中でも焚き火をしたい
2.宿泊した山小屋やロッジで偶然薪ストーブを体験して自宅に欲しくなった
3.友人宅で体験した
4.実家で使っている
5.家の中が寒くて耐えられない
6.モデルハウスに薪ストーブが設置されていた
===(以下、読者による追加)===
7.暖房能力
8.静穏性
9.石油ストーブだと結露しすぎるから結露しない暖房器具ということで代替え
10.東日本大震災がきっかけで、冬季の暖房&煮炊用熱源確保のため
11.愛と幸せを呼ぶ贅沢なパワーインテリア(ハウジングパワースポット)、家族の幸運装置として
コメント
前回、前々回と薪ストーブ導入の良い点悪い点の羅列を読みましたが、結局のところ良い点は自分にとって良い点ばかりじゃありませんか。
対して悪い点として、人に迷惑をかけるのがトップスリーとして挙げられる。
薪の確保とか床が汚れる、火災の心配や薪集めの苦労なんて自分自身のリスクは良い点と見合わせて相殺し当たり前の事です。
社会は人と人の繋がりで構成されています。
自分さえ良ければじゃ社会は成り立たないでしょ。
人として他人に迷惑を掛けないのが最低限度としての常識じゃないですか。
いくら上手に焚いても煙や煤・悪臭は消し難く、街中での薪ストーブの導入は非難の対象として当然の結果です。
薪ストーブ導入したけりゃ、田舎の人に迷惑の掛からない所また被害の共有理解の出来る地域でなければなりません。
ドクタートランプさま:
分析と貴重なご意見を、ありがとうございます。
私の知っているのは都内の住宅地でも問題なく使用しているケースが多いですが、おっしゃるような不良ユーザー(&施工店)多いのも、また事実だと思います。
>いくら上手に焚いても煙や煤・悪臭は消し難く
こうしたバカバカしい誤認が出来てしまう実情があるというのは、薪ストーブ業界は本当に改善されなければなりませんね。
うちも住宅密集地で使っているので、田舎であろうと誤った認識が持たれるような焚き方はやめて頂きたい物です。
欧州の一部では旧式開放型暖炉や石炭の使用が禁止になった地域もありますが、あれだけ薪ストーブが沢山使われている町が散見されるのですから、そうした成熟から、業界全体としても良く学んでいかないと、自分で自分の首を絞めることになりかねませんね。
山口透さま:
おっしゃる通りだと思います。
ウチはそんなに臭くないのに近所の家が猛烈に悪臭を放つ…
どうしたものか??
NoNameさま:
要するに使い方次第ということなのですが、他人のことまでは変えられないですからねぇ。
濡れ衣を着せられるのは嫌ですねぇ。
記事に沿ったコメントをば…
わたしの場合は「モデルハウスに設置してあった」ですかね。イメージに合う家を何件か見に行った際、薪ストーブを設置してある事が多く、そこで「あぁこれはオシャレだな、生活が楽しくなりそうだ」となんとなくの直感で導入を検討するに至りました。
(あと既にDIYで作ったピザ窯を使っていたので、これなら更に美味しいピザが焼けそうだなと期待したところも大きいです)
もちろん甘い直感やイメージだけで導入すると、その後悲惨なことになるのはネットで検索すれば山ほど出て参りますので…一旦クールダウン期間も入れつつ、その後かわはらさんのブログを読んだり、本を読んだり、専門店を回ってみたり、近所迷惑と感じておられる方の意見を探ってみたりと、予習をすすめてきたところです。
そんな自分もあと2.3ヶ月でドブレユーザーになれそうです。
家には既に4立米ほどですが乾燥二年の薪が並んでいます。
愛着ある道具として、しっかり研究して使って行きたいと思います。
ガヤさま:
貴重な「具体例」をありがとうございます。本文中に追記させていただきます。
本文の内容に沿ったコメントがやっと来てほっとしました。
導入前に2年乾燥薪があれば、まず問題は起きないと思います。
薪ストーブ関連の煙や煤の苦情トラブルは、乾燥不足の薪をチビチビ焚くことに集約されます。
これからが楽しみですね~。
暖房能力と静音性。
山口透さま:
ありがとうございます。本文に追記しておきます。
私は石油ストーブで結露が発生しすぎるので、薪ストーブの方がいいということで主力暖房を変更しました。
suzuさま:
ありがとうございます。追記しておきます。
東日本大震災がきっかけです。冬季の暖房&煮炊用熱源確保のため。
日本より2割ほど人口の少ないドイツでは薪ストーブ(含ペレットストーブ)は30倍の市場規模らしいですね。
この違いはどこにあるのでしょうかね?
ぱいろまにあさま:
それも重大な理由の一つですねぇ。
欧米と日本ではバイオマス燃料に対する価値観が違うのかもしれないですね。
暖炉や薪ストーブ(ペレットストーブも多少)は愛と幸せを呼ぶ贅沢なパワーインテリア。いわばハウジングパワースポットであり家族の幸運装置!
薪よう子さま:
そういう側面も大きいですよね。