吹き抜けの中心部分への薪ストーブ設置の場合には、煙突の固定箇所がないのが一般的なので、巨大地震の際の横揺れで薪ストーブが振り子のように動いてずれたり、縦揺れで薪ストーブが飛び跳ねてスライド煙突が縮んで煙突が外れて薪ストーブが転倒するリスクが高い。
薪ストーブの耐震安全性を重視している、かわはら薪ストーブ本舗では、こういう場合でも妥協せずに、できることを考える。今回は設計時点からのコンサルだったので工務店と共同で、建築時にあらかじめ、75ミリ角の鉄骨を煙突の真後ろの建物の構造部分に固定してもらうことで対応した。
設計時点からコンサルさせてもらうと、このように最善の策を取ることができるので、なるべく早い段階から相談に来て欲しい。(設計が固まってしまうとダメ出ししても修正が効かなくなって妥協の産物になる可能性が高い)
煙突のすぐ後ろに角材を設置して、そこに煙突を固定する耐震対策
吹き抜けでも耐震性に妥協しない煙突施工
かわはら式耐震煙突固定法のキモの、炉壁のすぐ上でのスライド煙突より下での煙突固定
炉壁のすぐ上の比較的低い位置で、スライド煙突のない部分で煙突を固定しているので、薪ストーブの転倒防止の効果は大きい。
汎用品の直交クランプを加工して作成した煙突固定部材
この固定部分の上がスライド煙突になるので、地震による突き上げで、スライド煙突が縮んで煙突が外れて、薪ストーブが転倒することを防いでいる。詳細はこちら。
かわはら薪ストーブ本舗で「メンテナンス性」と並び重視していることが、「耐震性」です。 薪ストーブ使用時に地震が…