中国製の煙突の問題点

「二重断熱煙突ならメーカーや生産国はどうでいい」みたいな無頓着な考え方をしている人も多い。薪ストーブ本体にはこだわっている人が多いのに、とても残念だ。
実際のところ煙突は薪ストーブ本体以上に重要だし値段も高いのだ。薪ストーブ本体は問題があればサクっと入れ替えも可能だけど、煙突工事のやり直しはかなり難しいし、いざやらざるを得なくなったら費用もかさむ。薪ストーブ本体以上に、もっともっと煙突の品質にも目を向けて欲しい。
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ジョイント(コネクター)部分が切り欠きになっているため、水分やタールが煙突内部に入ったり出たりしている痕跡がある
固着して回すのが困難だった。
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ロッキングバンドにネジを使っているが、ネジの受け側の部分が腐食で破損してネジを回せなくなった
20-30年くらいは持って欲しいところだけど、わずか1シーズンの使用でここまでダメージを受けているのが実情だ。私が普段使っている国産の高木工業所の製品であれば、何ら問題なくサクサクと脱着の作業ができるのだけど、これでは先が思いやられると思った。他社施工の案件だと、こういう不具合を見かけることが多い。室内側の煙突固定ならともかく、厳しい環境の屋外で、この固定方法はいかがなものかと思う。
こういう製品で施工をして、煙突掃除やメンテナンスでお客様に呼ばれたら恥ずかしい思いをしたり、交換部品が大量発生することになるだろうから、施工店は最初から煙突掃除やメンテナンスに行くつもりがないのだろうと思った。ハウスメーカーの下請けで施工したら、ひたすらローコストを求められるからそうなるだろうが・・・。
こういうことがないように、薪ストーブ本体だけでなく、煙突のブランドも指定しよう。また、薪ストーブ設置工事や煙突工事はハウスメーカーや工務店に依頼するのではなく、自分の意思が直接施工店に伝えやすい、薪ストーブ専門店に分離発注しよう。
かわはら薪ストーブ本舗では、特にお客様から指定のない限りは、後で自分のクビを絞めたくないので、現時点で自分がベストと考えている耐久性と精度の良い国産の高木工業所の二重断熱煙突を使用している。

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