今回の札幌での薪ストーブ設置の現場は、初期の段階から相談を受けていた。薪ストーブの機種も、鋳物製も含めて色々悩んでいたが、最終的には蓄熱性の高いソープストーンのものになった。
炉壁の素材も様々だけど、今回は主役の薪ストーブ本体に合わせて石になった。それも札幌産の「札幌軟石」という選択になった。保温性が高く薪ストーブ本体の蓄熱との相乗効果が期待できる。機能はもちろんのこと、地元産の材料というところもポイントが高い。
炉壁は既存の石膏ボードの内装壁面から25-30mm程度離して空気層を設けるのが基本だ。ベタ付けすると炉壁の熱が直接伝わってしまって石膏ボード裏面の間柱を低温炭化させてしまう原因になる。重い石材だとケイカル板にモルタルで接着するのも不安が残るので、今回は金属の枠で挟み込む作戦にした。これは現場打ち合わせの時に出てきたアイデアだ。
空気層を確保した金属のレールの中に石を挟み込んで立てた炉壁
蓄熱性が期待できる石材の炉壁とコンクリートの炉台
内装が仕上がるのが待ち遠しい
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コメント
鋳物製ストーブは立ち上がりも連続航続時間もありバランスが良く、本格的な蓄熱型ストーブは長時間トロトロした暖かさで気持ち良いから寒いエリアでは、このどちらかとの相性は満足度が高くて良いのでしょう! 本格的な1トンクラスの重力級蓄熱型ストーブでなくてもソープストーン製の薪ストーブなら岡本みたく触媒付き鋳物製並に燃費は多少向上が期待出来そうで羨ましいですね!
うさぎさま:
この現場は、本体のソープストーンに加えて、札幌軟石の炉壁、コンクリートの炉台の総重量での蓄熱は半端ではないと思います。(多分、1トンクラス並みです)
この冬から稼働するので、楽しみです。