関西ツアーから千葉に戻ってきて、これまでご依頼いただいていた煙突掃除やメンテナンスがようやく一段落した。梅雨入りしてしまうと、作業しにくくなるので、ちょうど良いタイミングで乗り切ることができた。
私のお客様の場合、梅雨時に焚くユーザーも多いので、梅雨明けが次の煙突掃除の依頼の第二弾となる。
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そんな煙突掃除の際に、回収した煤の量と質から、お客様の焚き方の正直に診断をして、改善ポイントを伝えている。
煙道火災のリスクの高いタール状、フレーク状の場合には、厳しく注意勧告と指摘をしている。
燃焼温度が低い場合、空気を絞り過ぎている場合、薪の乾燥不足の場合なども、炉内の様子を見れば、だいたい判ってしまう。
煙道火災の心配をするほど酷い場合でなくても、甘い採点はせずに、改善ポイントがある場合には、伝えている。
特にうれしかったのは、前年の煙突掃除の時に、煤の量が丼超山盛り一杯程度だったお客様が、私の伝えた焚き方をしてくれたら、今年はコーヒーカップ一杯程度に激減したことだ。
そして、そのお客様のコメントも「効率良く焚けるようになった」というもので、アドバイスが有効だったこと、焚き方のコツを理解してくれたことを実感できるものだった。
実際に、煤が大量付着しているということは、不完全燃焼しているわけで、本来であれば熱として有効活用される成分が燃えきらないで、煙突内に付着しているということだから「効率よく焚けるようになった」というコメントは適切なものだと思う。
薪ストーブ初心者や薪の量が不十分なユーザーは、ガツンと燃やすと薪が減るのが早いと思って、空気を絞って低温で燻ぶらせるように焚くケースが多い。
こういう焚き方をすると煙が大量発生して、タールや煤が煙突内に付着して、本来であれば燃える成分を捨てていて非効率なのだ。(かえって、こういう焚き方だと、薪の消費は早い)
一度ガツンと焚いて、温度をしっかり上げてから二次燃焼する温度域にしてから、空気を絞ると、低燃費、高効率で、本来の薪ストーブの性能を発揮できる。
このことを理解できるかどうかが分かれ道だ。
煙突掃除で焚き方の評価ができるので、そこからのフィードバックは大切だと思う。
自分自身で煙突掃除を行っている人は、実感しやすいだろうけど、煙突掃除を依頼しているユーザーは、社交辞令しか言わない業者だと、正しい使い方を身に着けるのが難しいかもしれない。
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コメント
楽しい薪ストーブライフをしてるか全てが焚き方と良い薪次第なのよ。特に焚き方を正しい覚えて高級薪ストーブのユーザー様は炎の良さを引き出すに限る。薪ストーブの寿命が格段と伸びることも知る人ぞ知る
うさぎさま:
使い方は人それぞれなので、より上手な方法を伝授していけたらと思っています。