ドブレ640CBにダンパーの取り付け作業

「ネットでダンパーを取り寄せたけど、自分では取り付けられないから頼みたい」ということで、だいぶ前から依頼を受けていた。なかなか行けるタイミングが見つからなかったけど、スケジュール調整できたので行ってきた。

煙突ダンパーの取り付け

作業する場合は適当に目視で穴を開けてしまうと正確な位置に軸がこないで曲がってしまったり、引っかかってしまってスムーズに動かなくなる。正確に反対側の穴の位置を出すことがポイントとなる。マスキングテープを貼り付けて外周の長さを測定して、一度剥がして半分の位置に印をつけてから、再び貼り付けて位置を出すとぴったり反対側になる。

穴を開ける時も、いきなりドリルで押し付けるとシングル煙突が凹んでしまったり位置がずれてしまう。煙突内部に手製の両端をRに加工した木片を入れて凹まないようにしてから、センターポンチを軽く打ってからドリルを当てると、ずれない。

このように、ダンパーの取り付けには、いくつかのポイントがある。きちんとやらないと引っかかって動かなくなる。最悪の場合は閉じた状態で固定されてしまい、不完全燃焼のリスクが高くなるので、安易にやるのはお勧めしない。

また、今回取り付けた中国製の後付けダンパーは寿命が短くて、何年かで壊れるので、定期的な交換が必要となる。長持ちするしっかりした二重断熱煙突に内蔵されている煙突ダンパーもあるので、交換が面倒な人は最初からしっかりしたものを選択するのが良い。

今は廃盤になってしまったドブレ640CB

煙突ダンパーは温度が上がってから適切に使えば効果が高いが、炉内状況、操作状況に応じてコントロールできる人は良いけど、そうでない人は逆効果になることもあるので、要注意だ。また、薪ストーブの機種によって、つけた方が良いものもあるし、つけない方が良いものもあるので、単純につければ良いというものではない。

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