薪ストーブの熱による影響を防ぐヒートシールド

今回の関西ツアーの初日に和歌山のこの現場の薪ストーブを撤去して、高槻での煙突工事、薪ストーブ設置工事をはさんで、その間に炉壁タイルの剥がれの補修工事行ってもらい、1週間後の最終日に再訪問して元に戻すという段取りを組んでいた。

予定通りに全てが進んで、無事に完了した。

薪ストーブの熱から、内装壁面を守るための炉壁だけど、薪ストーブからの熱に耐えきれずに、タイルが剥がれてきてしまったという案件だ。補修したとしても対策を打たないと、また同じことになってしまう。そこで、今回は炉壁を守るための鉄板のヒートシールドを追加することにした。

ヒートシールドの要件は、熱から守る対象物から25ミリ以上離すことだ。25ミリ以上の空気層を確保することによって、空気が断熱材となってくれて熱が伝わらなくなる。それ以下の離隔距離だと効果が半減してしまうし、鉄板を壁に貼り付けてしまったら全く断熱しなくなる。空気層が重要な働きをしている。

炉壁タイルの補修工事完了状態で再訪問

薪ストーブを元の位置に戻して、煙突を接続

ちなみに、煙突の固定は、以下のかわはら式耐震煙突固定法を採用している。

かわはら薪ストーブ本舗で「メンテナンス性」と並び重視していることが、「耐震性」です。 薪ストーブ使用時に地震が…

炉壁とヒートシールドの間は35ミリ確保

規定の25ミリより10ミリマージンを持たせて35ミリの離隔距離を確保して、ヒートシールドを配置

ヒートシールドと薪ストーブ背面の間も35ミリ確保

ヒートシールド自体は、薪ストーブの熱でかなり熱くなるけど薪ストーブの表面温度よりはだいぶ低くなる。ヒートシールドなしの時より、炉壁に対する熱の伝わり方は激減する。

これで熱でタイルが剥がれるほどのダメージは与えなくなるはずだ。

違和感なく納まって安心

また、この現場では一階のリビングの暖気を二階の部屋へスムーズに上げるために、かわはら式スリット化粧板を採用している。

かわはら式スリット化粧板を使うと、煙突貫通部分から、一階の薪ストーブを焚いた暖気をスムーズに、二階に上げて積極的に二階の部屋を暖房することが...

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コメント

  1. 湘南の民 より:

    ハンターのヘラルドはあたたまりの良さを宣伝してるだけあって炉壁に影響が出たのでしょうね。ほかのストーブであればもう少し影響は薄かったかもしれませんね。

    • かわはら より:

      湘南の民さま;

      まさに、おっしゃる通りだと思います。

      薪ストーブの機種によって対策の仕方は変わってきますね。