今回の高槻のお家では「薪ストーブで積極的に料理したい」ということだったので、オーブン付きのクッキングストーブの中から提案した。
最近ではオーブン付きの薪ストーブも色々と選択肢が多くなっているので、その中から好みのものを選べるようになっている。大量生産されている輸入品から、手作りで一台づづ地道に作られている少量生産の国産品まで幅が広い。国産の手作りのものは、その特徴から現場の状況に合わせて、扉の開閉方向を、設置環境やユーザーの希望に応じてカスタマイズできるのも特筆できる。
今回は、総合的に考えて、国産のエイトノットを提案した。その中からお客様の希望のモデルのBQ-MAMASになった。手作りストーブなので、まずは納期を確認してお客様希望の設置時期に間に合うことが確認できて、最終決定となった。
高槻のこの現場への薪ストーブ本体の搬入日には、メーカーのエイトノットから2名、私と、煙突貫通部分の造作をしてくれた大工さんとその友人の2名で合計5人体制で、朝イチから作業に取り掛かった。まずは搬入動線の養生を行い、そのまま台車に乗せた薪ストーブを平行移動させるのを基本にして、段差のところだけは人海戦術で(5人いれば楽勝)持ち上げて短時間で済んだ。
概ねの設置位置に薪ストーブを置いてから、お客様にリビングから炎が見えやすい角度になるように好みの角度になるように見てもらいながら、煙突芯を中心として回転させた。何がなんでも壁面と平行設置するだけでは能がない。
ここまでの作業は、自分もガッツリ取り組んでいたので、写真を撮る余裕は全くなかった。自分が指示して誰かが作業するようなOJT的な余裕のある現場の場合には、写真を撮れるけど、今回は施主さんも待っていたし、エイトノットの上原さんも終了後にすぐに移動しないとならないという状況で、確実かつ早く終わらせることが求められていた。
エイトノットの上原さんによる施主さんへの火入れ説明の間に、私は道具や資材を片付けて車に積み込んでという分業体制で臨んだ。
順調に燃えていて、屋外での片付け作業中に煙突からの煙の様子を観察していたけど、終始、目立つ感じはなかった。
これから暑くなる時期なので、本格稼働はこの秋冬からとなるだろう。その時に、この薪ストーブが本領を発揮してくれると思う。
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