煙突芯の位置が貫通部分の中心に来ていない理由

普通は煙突貫通部分の中心と、煙突芯の位置は概ね一致しているケースが多い。

しかし、建物の構造上、梁、桁などと干渉してしまう場合だと、煙突を曲げたり、真っすぐの煙突だと芯の位置がずれたりすることもある。垂木程度だったら切っても枠を作り直せば問題ないけど、垂木のピッチ(間隔)を変えたくない、手間をかけたくないという場合には煙突貫通部分の中心と煙突芯が一致しないこともある。

これは、現場では、たまにあることで、珍しいことではない。ここらへんは設計次第、大工さん次第で、薪ストーブ、煙突などの設備を中心に家を作るのではなく、「設備は家に合わせて取り付ければいいでしょ?」という基本姿勢だからだ。

薪ストーブ屋の私は現場に応じて最善の対策を取っていくしかない。

このような打ち合わせ時とは異なる事態が現場で発覚した場合に、煙突をエルボで折り曲げるか、折り曲げないで真っすぐ処理できるかなどはケースバイケースとなるが、今回は煙突を真っすぐのままでもいける状況だった。

オフセット表

既製品の煙突とエルボを組み合わせてどれだけ芯をずらすのかのオフセット量を現場に合わせて決める。

煙突芯の位置が開口部分の中心に来ていなかった

今回の現場は煙突芯の位置が開口部分の中心が大きくずれていたので、既製品の化粧板を使うと上手く納まらない。化粧板を打つ部分の天井が水平だったら大き目の化粧板でカバーしてしまえば判らなくなるけど、枠(段差)になっているので不格好になってしまう。

特注サイズの化粧板を制作する必要がある

そこで、現場で煙突の淵の位置から、枠の外側までの寸法を計測して、それに合わせたサイズの化粧板を特注で制作して、綺麗に納めるような作戦を取ることにした。

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