東日本大震災の時は冬の寒い時期に停電が続いた。そんな時に、薪ストーブの火は、暖房だけでなく調理や照明としても使えて本当に助かった。
そんな経験をしていて、その後、熊本地震では突き上げられた薪ストーブが転倒したという事例を知って、その対策を考えた。薪ストーブの口元付近をスライド煙突を使わないで、口元に丈夫な二重断熱煙突を接続して、その二重断熱煙突を建物に固定してしまう「かわはら式耐震煙突固定法」だ。固定した二重断熱煙突の上にスライド煙突を接続するので、薪ストーブは地震の際に突き上げられても、その固定金具があるので、転倒のリスクが大幅に減らせる。
ライフラインが止まるような自然災害時でも、薪ストーブが稼働できる状態を維持できれば、その後のサバイバルがだいぶ楽になる。
かわはら薪ストーブ本舗で「メンテナンス性」と並び重視していることが、「耐震性」です。 薪ストーブ使用時に地震が…
重くて動かなそうな薪ストーブも巨大地震の際には、揺れ方によって突き上げられて飛び跳ねたり、振り子のように横にスライドしたりする。平時には想像がつかないかもしれないけれども、想像力を働かせれば固定の重要性が理解できると思う。
かわはら薪ストーブ本舗では新築の場合には打ち合わせの際に内装壁面に木下地を入れてもらっておいて、「かわはら式耐震煙突法」ができるようにしている。既存住宅への後付け設置の場合でも、お客様のリクエストがあれば、炉壁工事の前に、内装壁面を剥がして、木下地を入れるところから行っている。
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