山梨の別荘での煙突、薪ストーブ入れ替え工事

従来は石油ストーブと、その排気筒のチムニーがある別荘だった。この石油ストーブはまだ使えるらしく、石油ストーブをそのままにして、新規で別のところへ薪ストーブや煙突を取り付けるか、あるいは石油ストーブを撤去して、薪ストーブと入れ替えるか、選択肢が色々あった。

お客様と相談の上で、最終的に石油ストーブを撤去して、薪ストーブと入れ替えることになった。

極力コストをかけたくないという希望もあったので、炉台、炉壁はDIYで作成してもらって、既存チムニーをそのまま利用して、薪ストーブ用の二重断熱煙突を通すプランにした。薪ストーブ本体もお客様にホームセンターで安いものを自分で買ってきてもらった。

レンガの背面にきちんと空気層を確保しているDIYの炉壁

低予算の案件だと薪ストーブ本体は欧米製の高級機という選択肢はなくなる。ホームセンターの一桁万円のものに必然的になる。この場合、煙突もシングル煙突にしてしまいがちだけど、そうすると火災の危険があるばかりでなく、排気温度が下がってドラフト弱くなり、薪ストーブの燃え方が悪くなる。ローコストの薪ストーブでの、煙突は妥協しないで二重断熱煙突を選択するのがベストだ。

まずは、既存の石油ストーブの煙突をサクっと撤去した。

既存の石油ストーブの煙突を撤去

ここに、二重断熱煙突を取り付けていく。既存のチムニーが狭いので、汎用性の高い取り付け金具を使って行う。

二重断熱煙突を取り付け

無事に設置完了

今回の現場も煙突は、高品質で断トツに定評のある国産の二重断熱煙突を採用した。

かわはら薪ストーブ本舗では、煙突のブランドも重視している。今回は新宮商行の二重断熱煙突SCS匠を使用したが、他にもメイク、メトスの高木煙突も選択可能となっている。

煙突のブランドの選択は、塗装の質感の違いがあるので、その好み、コネクター部分のロッキングバンドの突起の有無など、見た目のデザインでお客様に選んでいただくことが可能なので、詳細は問い合わせて欲しい。

新宮商行→塗装は艶ありで手垢や汚れがつきにくい、ロッキングバンドの出っ張りなしですっきりした印象
高木→塗装は艶消しで手垢や汚れがつきやすく目立つ、ロッキングバンドの出っ張り有りで、ごつい印象

このように、ホームセンターの安価な薪ストーブでも、高品質な二重断熱煙突を接続することで、性能を発揮することができる。シングル煙突の際にありがちな扉を開くと煙がモクモク室内に漏れてくるというようなことも発生せずに、快適に使える。強い上昇気流が煙突の中で維持されるので、薪ストーブ炉内では炎がしっかりと立って燃えてくれて、明らかにシングル煙突と比べて暖かく、かつ空気絞っての省エネ運転も可能となる。

予算に制約がある場合には、薪ストーブ本体にコストをかけるよりも、煙突にコストをかけた方が良い結果が得られる。煙突を軽視しがちだけど、実は煙突の方が重要なのだ。

早速火入れして動作確認

このようにトータルコストの制約がある場合は、総予算をどのように割り振るかが重要なポイントとなってくる。

良い感じで仕上がった

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