フラッシング施工の問題点

私がフラッシング施工の大きな問題点だと感じていることは、以下の3つだ。

1.煙突とフラッシングの取り合い部分が防水テープやコーキング処理なので、いずれは寿命が来て雨漏れする
2.フラッシングと屋根の取り合い部分も立ち上がりが稼げず、多少の隙間があるので暴風雨の時に雨漏れのリスクがある
3.屋根工事と、煙突工事のタイミングを合わせるのが難しい。両者を上手くスケジュール調整できる現場監督が少ない

チムニー&角トップであれば、上記の問題点は全て解消されるので、基本的にはチムニー&角トップをお勧めしている。

施主さんが工務店(や設計事務所)に全てを一括発注した場合には、私の直接の発注者である工務店(や設計事務所)からの意向には、「違う施工方法の方がベスト」とは進言しにくいため、全面的に従うしかない。この場合には、自分の意見【薪ストーブショップつまり専門家としてのアドバイス】は出せない。淡々と元請けの工務店や設計事務所から言われるがままに施工する。

屋根上をすっきり見せたいというデザイン重視の設計者だったり、チムニーを造作するのが面倒という工務店だったり、低予算優先の施主だったりで、世の中にはフラッシング施工が多いのが現実だ。

フラッシングと煙突の取り合い部分をブチルゴムテープで防水

今回、福島県から北軽井沢への帰り道に、現場に立ち寄って、防水の仕上げをしてきた。この日に処理しないと、その後、1週間程度天候が今一つなので、やれる時にやってしまおうと思った。(急がなくても、板金屋さんが仮の防水をしてくれていたので、室内に水が入ってきてしまうということはないけど、これだけのために現場に行くのもなんだかだし、かと言って、薪ストーブ本体設置の時だと、屋外足場が外されてしまっている可能性が高い)

拡大するとこんな感じ

その上にストームカラーを固定して、ブチルゴムの防水テープで処理

板金屋さんが処理したフラッシング

ひとまず、屋外側の防水は完了

さらに、屋外側の煙突を延長する必要があるのだけど、現時点では野地板に一ケ所で煙突を固定してあるだけで、不安定かつバランスが悪いので、内装工事が進んで、屋内側の煙突を接続するタイミングで行いたい。

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