軽井沢でネスターマーティンH33 B-topに火入れ

先日、軽井沢で工事を終えたネスターマーティン H33 B-topの火入れ説明に行ってきた。

幸い、小雨がぱらついて、肌寒い天気だったので、ちょうど良かった。暑くなってしまったら「秋になって涼しくなってからにしましょう」ということになったかもしれないけど、設置直後のお客様の来荘のタイミングで火入れできて良かった。

ネスターマーティンのB-topモデルは、触媒機と、非触媒機が選択可能だ。お客様には一長一短を説明して、メンテナンスの楽な非触媒機の選択となった。

ネスターマーティンに限らず、触媒機の場合には、1-2か月に一度程度、触媒に詰まった灰を掃除してやることで、本来の性能を維持できる。シーズン中のメンテナンスがおっくうでないマメな人ならば良いと思う。

着火後、少しだけ扉を開いて空気を送り込んでいる状態

各部の説明、メンテナンス方法のレクチャーを終えてから火入れした。火を入れてしまうと分解方法など教えられなくなってしまうからだ。

ネスターマーティンは非常に気密性の良い構造なので、点火後しばらくの間は扉を少し開いて空気を送り込んでやる必要がある。

用意した道具と薪

お客様は自分で薪を用意していて、キンドリングクラッカーも持っていたので、それを使わせてもらって、焚きつけ作りをした。念のため鉈も持参していったけど、使わなかった。

全体の様子

炎が育つ間に、薪ストーブをやることを考えたきっかけを訊いたら、既に庭でテントサウナをやっていて、それ用の薪を作っていたので、さらなる薪の活用にということで、薪ストーブの導入を考えたそうだ。

温度が上がって、薪の追加を2回ほど行い、空気を絞って巡行状態に持っていく。薪の追加の際に、室内側に煙が出てこないことに驚かれていた。多分、テントサウナ用の簡易的な薪ストーブと煙突だと、薪の追加の際に煙が扉から出てくるので、それとの比較だろう。

安定燃焼して空気を絞った状態

やはり、薪ストーブは、ただ置いてある状態よりも、火が入っている状態の方が絵になる。

初めての薪ストーブの火入れの際は、ある程度、表面温度が上がってくると表面に塗ってある耐熱塗料や保護の油などが焼けて、煙と臭いが出てくる。そのため、窓を開けておいた方が良い。

なお、これは最初の数回だけで、全部焼けてしまうと、出てこなくなる。

寒くなってからの初火入れより、それほど寒くない時期に、焼き飛ばしてしまった方が良いと思う。

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