今回、千葉に滞在中に4件の薪ストーブ設置相談を受けた。
次のシーズンまでに施工すれば良いのが3件、もう1件は来年施工予定というもので、比較的、時間的な余裕がある。
急いで施工しても良いのだけど、真夏の暑い時期の屋根上の作業で日陰の逃げ場がない時よりも、少し涼しくなってから工事した方が、身体的にだいぶ楽だ。暑いと休憩を多く取らないと熱中症のリスクも出てくるし、危険なのだ。汗で目が染みて、見難くなったりして作業性も悪いし、部材も熱くて持てなくなったり、下手に膝を屋根につくと火傷したりと、作業性も良くない。新築での薪ストーブ工事のように、どうしても真夏にやらなければならない事情がない限りは、秋位が薪ストーブ工事のベストシーズンだと思う。
新築案件の場合には、施工のタイミングは現場のスケジュールに依存するけど、既存住宅への後付け設置の場合には、ある程度コントロールできるので助かる。
工事の後は、そのまま現場で取り扱い説明ができた方が効率が良い。今の時期の工事の場合、秋冬になったら、火入れしての取り扱い説明のために再訪問する必要が出てくる。私は薪ストーブ工事は、設置取り付けだけでなく、取り扱い説明も重要だと考えているので、省略はできない。
今回相談を受けた4件のうち、1件だけは物理的に煙突を屋根に抜けない案件だった。通常は屋根から煙突を抜いた方が排気効率が良いし、煙突掃除などのメンテナンスも煤を炉内に落とせて室内が汚れにくくお勧めなのだけど、ソーラーパネルが乗っていて無理だった。
南側の窓と窓の間の壁面前に設置予定。お客様がDIYで炉台、炉壁を作成するということになったので、それが完成したら、工事の段取りを組む。
外壁を抜いて、90°上方向に掃除用の蓋付きの+で立ち上げて、ベランダの床貫通、ベランダ上で45°のエルボで外側に振って、軒先で固定という煙突経路だ。以前、高槻の現場でやったのと同じプランだ。
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