無事に長野で西岡さんと一緒に薪ストーブ設置工事を終えた後は、西岡さんは愛知で別の現場での打ち合わせの予定が入っていて、私は関西に向かう予定が入ったので、途中の駅で降ろしてもらって、電車を乗り継いで関西に向かった。
普段は車で移動しているので、荷物を持って電車で移動するのが新鮮だった。
関西では、5月後半に薪ストーブ設置工事の予定があって、その現場が現在リフォーム中だ。
新築の場合は煙突の貫通部分を工務店が既に作ってくれていたり、炉台、炉壁も内装工事の一貫として普通に行われていて、単純に煙突工事、薪ストーブ工事だけ行えば良いので、解りやすい。
リフォーム工事の場合には、リフォーム業者との打ち合わせの中で、施工範囲、施工内容の指示などの調整を行う必要がある。どこから、どこまでをリフォーム工事で行うのか、薪ストーブ(煙突)工事で行うのかの切り分けが重要だ。
煙突貫通部分の開口はもちろんのこと、炉台、炉壁なども誤解のないようにしておかないとトラブルの原因となる。特に炉壁は、既存の内装壁面との間に空気層を確保する特殊な工法が必要になるので、きちんと指示しないと単純に「石膏ボードに漆喰を塗って仕上げちゃって終了」「石膏ボードにタイルを貼り付けて終了」みたいなことになりがちだ。そうすると石膏ボードの中の間柱が、低温炭化して火災の原因となる。
工務店も電話や図面、参考写真だけでも伝わるところもあるし、現場に行かないと話にならないところもある。それぞれの業者、施主さんの現場への関わり方の状況によって一概には言えず、ケースバイケースで対応する必要がある。確認不足があると、最終的な薪ストーブ設置工事の時に不備を発見することなり、手直しで余計な手間や時間、費用が発生してしまう。
今回の施工プランだと、屋外のベランダを煙突を貫通させたい。ベランダ部分に小さなチムニーを立ち上げる。その際、ベランダの防水がどうなっているのかを確認しておかないとスムーズに進まない。その部分も併せて確認してもらった。
↓ 画像クリック(タップ)で応援をお願いします
ランキングに参加しています・・・