緑の屋根材に合わせて、緑色のチムニー

「軽井沢の中古で取得した別荘に薪ストーブをつけたい」という案件。

お客様との現場打ち合わせで、雨仕舞と雪対策でチムニーを提案して採用された。3か所位の設置希望の位置があったけれども、煙突と薪ストーブの位置がベストの場所(屋根のなるべく高い位置、なおかつ家の中心付近)で決まった。煙突芯の位置が決まって、真っすぐ折れ曲がりのないシンプルな配管経路でいける場所で、この家での理想的な設置ができるプランになった。

煙突芯の位置が決まれば、あとはそこにチムニーを作って、煙突を取り付けていく。複雑な煙突経路ではなく、極めてシンプルで単純だ。シンプルイズベストなのだ。

この現場も、当初の工事予定の日程が雨で延期となったので、その後のスケジュール調整が大変だった。

何とか施工できるタイミングを調整した。普通は「チムニー作成」→「鈑金処理」→「煙突工事&薪ストーブ設置」と3日コースになるのだけど、今回は「チムニー作成&煙突工事」→「鈑金処理+薪ストーブ設置」と2日間の超特急で進める段取りを組むことができた。

薪ストーブ設置位置からレーザーで煙突芯の位置を天井に移す

芯の位置にドリル穴を開けた基準点からチムニー施工位置の屋根材を撤去

チムニー施工

雪割りの下地

軽井沢で積雪する地域なので、チムニーと雪割りでガッチリ煙突を保護している。

鈑金処理の前に、煙突固定金具も取り付けている。この後、鈑金の前に煙突もチムニー内に取り付けて、屋外側で鈑金処理をしている間に室内側の煙突工事も同時施工というウルトラCの作戦。
デジタル大辞泉 - ウルトラCの用語解説 - 《〈和〉ultra+C》1 体操競技で、かつての最高難度C以上の、ひねり・旋回などを取り入れた技。2 《体操競技で1が決め技であるところから》とっておきの秘策。奥の手。1について、現在は難度Iが最高。→難度2

鈑金処理が終わってから、角トップをかぶせて完成させる。

通常は煙突はチムニーが仕上がってから施工するので、もう一日余分にかかってしまうのだ。

屋外側の煙突施工完了

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