屋根の上にチムニーを造作する場合、屋根材に応じて雨仕舞いを考える必要がある。
最近は縦葺きの板金屋根の家が多い。この場合、棒と棒の間の谷間部分に雨水が流れてくると、チムニーとの取り合い部分の雨仕舞いが難しくなってくる。板金の谷間部分に木材を入れて浮かして、板金を上に乗せて谷間がないように処理するのが確実だ。
必ずしもこのやり方ではなく、チムニーとの取り合い部分だけ板金を差し込んで雨仕舞いする方法もあるが、どういう方法を取るかは、設計士、工務店、板金屋さんの考え方次第だ。
いずれにしても、長年の経験と知識と技術に基づいて施工された雨仕舞いなので、煙突を屋根から抜いたからといって雨漏れするようなことは、ほとんどない。
工務店を選定する際に「屋根から煙突を抜くと雨漏れする」という理由でやりたからないところもたまにあるけど、そういう工務店は工務店の選定段階で候補から外した方が良いと思う。「腕の良い職人を抱えてない」「施主の注文を聞かない」「定型化した仕事しかできない」ということが、この段階から推測できるので、薪ストーブ以外のことでも、トラブルになるリスクが考えられる。
壁から煙突を抜けば安心かと言えば、必ずしもそういうことでもない。壁から煙突を抜く場合には、外装材の内側に煙突の固定箇所の木下地が適切に入ってないと、大きなリスクがある。打ち合わせの指示通りに施工されていない現場も一定数あるので、慎重に工務店を選ぼう。
もし、薪ストーブのある家を建てたいと思っていて、信頼できる設計士や工務店を見つけられない場合は、私の提携先を紹介する。普段からチムニー作成している工務店だったり、実際に自邸で薪ストーブを使っている設計士だったりするので、薪ストーブを最大限に楽しめる家となるだろう。
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コメント
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ヒロさま;
ご心配おかけしました。今朝は寝坊してしまって、出かける前にブログ更新できませんでした。
帰宅してから、今日の仕事の記事をアップしました。