アルテックのソープストーン製の薪ストーブの天板で料理は可能?

今回の記事では、オランダ製のソープストーンの薪ストーブメーカー「アルテック」のグランデノーブル デポの使用レポートをお届けする。安定燃焼時の具体的な天板の温度、料理は可能かどうかを紹介しよう。

ちなみにデポとは、脚部が薪入れになっているデザインで、ベーシスが四つ足の普通のよくある薪ストーブのデザインだ。

また、グランデノーブルにはコンプリートというオーブン付きのモデルもあるが、こちらは炉の上部がオーブン室になってる仕組みで、料理は基本的にはオーブン内で作る。

炉の熱はオーブン室に概ね吸収される構造なので、グランデノーブル コンプリートの天板の温度は100℃位だ。作った料理や、淹れたコーヒーの保温するのに最適になっている。煮詰まったり、焦がしたりするリスクが低く、安心して鍋やポットを置いておける。

グランデノーブル デポ、グランデノーブル ベーシス、ノーブル デポ、ノーブル ベーシスの4機種においての、天板での料理レポートという認識で読んで欲しい。

一回り小さいサイズの、ノーブル デポ、ノーブル ベーシスに関しても、天板の温度は同じだ。(薪ストーブのサイズの違いでの、炉の大きさからくる薪の投入量の違いで、出力が違うだけで、天板温度は同じなので、料理をする場合には、どちらのサイズでも、ほぼ同じ傾向だ)

かわはら薪ストーブ本舗 北軽井沢店のデモ機として置いてあるのは、グランデノーブル デポだけど、それ以外の各モデルの外観イメージは、以下の輸入元のサイトを参照して欲しい。

オランダにあるアルテック社よりソープストーン製薪ストーブの輸入販売をしています。 またキャンプ・アウトドア用品・薪などの販売もしています。

安定燃焼時はソープストーン製の薪ストーブでも、天板調理が可能

一般的に、薪ストーブの素材の違いで、鋼板が一番、表面温度が上がりやすい。次いで鋳物、そしてソープストーンと表面温度が低くなる。天板で料理する場合には、温度が高い方が自由度が高く、料理の幅が広がるのは言うまでもない。しかし、比較的温度が低いソープストーン製の薪ストーブでも、巡行状態で天板温度は230℃程度、ガンガン焚けば250℃程度になる。

巡行状態での天板温度は、機種にもよって一概には言えないが、概ね鋼板製300℃、鋳物製250℃、ソープストーン製230℃位が目安と考えておけば大きくは外さない。

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そのため、ソープストーン製のグランデノーブル デポでも、天板にヤカンや鍋を置いておけば、最終的には中の水は沸騰する。もちろん、沸騰までの時間は、天板温度が高いほど早くなるので、薪ストーブの素材の違いによる調理時間の違いは出てくる。自分の使っている薪ストーブだと、この位の時間で水が沸騰するというのは、経験則で判ってくる。

薪ストーブの素材の違いと、炉内でどのくらいの勢いで薪を焚いているか、鍋やヤカンの熱伝導率、鍋底の形状の相乗効果で沸騰までの時間は違ってくるので、一概には言えないが、30-60分位というところだ。

温度がまだ低い段階から天板に乗せておいて、定格の230℃位に上がるまで待った

今回の記事では薪ストーブの温度が上がりきる前に鍋を置いたけど、しっかり上がってから鍋を置けば、それだけ加熱時間は短くなる。

「薪ストーブの天板で料理しよう」という時は、休日などで時間や気持ちに余裕のある時だ。急いでいるときは、ガスコンロやIHなどの専用の加熱調理器具で作る方が断然早い。薪ストーブ料理とは、ゆっくりと時間をかけて、炎を眺めながら、お酒を飲んで、料理を作るような、まさにスローライフを楽しめるライフスタイルそのものだ。

炎を眺めてお酒を飲みながら、ゆっくりと待つ

薪ストーブの天板の温度が十分に上がった状態で鍋を置けば30分程度、今回のように、まだ上がりきってない場合から鍋を置いた場合は1時間程度で、美味しいSTAUB料理が完成する。

美味しいチキンと野菜の蒸し焼きが完成

薪ストーブの天板調理のお勧めは、ダッチオーブンでの野菜と肉の無水での蒸し焼きだ。有合わせの食材と調味料を入れて、天板に乗せておくだけで、途中でかきまぜたりの手間要らずで、食材に含まれる水分だけで蒸し焼きされて、各食材の味が凝縮された味のハーモニーが楽しめる。

モロッコ産の珍しい赤ワインとマリアージュ

このように、比較的天板温度の低いソープストーン製の薪ストーブでも、天板調理は十分可能だ。

もちろん、熾火になった時に炉内でピザ、魚、肉などを焼くなどの炉内調理も問題ない。炉内調理に関しては、調理に適した炉内状況を作る必要があるので、「いつでもできる」ということではなく、仕上がり時間から逆算して、薪の投入ペースを考える必要がある。

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