昨年11月にご注文いただいて、今年の4月まで約6か月待ちだった、お客様の待望のドブレ640WDがようやく設置の日を迎えた。
まずは梱包を解いて、扉、灰受け皿や付属品など簡単に取り外せるパーツを室内に運び入れて、搬入の際の軽量化をはかる。
モデルチェンジ前の640CBの時は簡単に天板も取り外せたけど、モデルチェンジ後はボルトで固定されているので、簡単には外れない。搬入の際にどこまで分解するかは、その手間と時間をかける意味があるかを判断する。極限まで軽量化するのであれば、バーミキュライトを取り外して、ボルトを外して、天板を取れば良い。さらに炉底のロストルも取れば、かなりの軽量化となる。
大型モデルの760WDだったら、そこまでやった方が良いけど、中型の640WD, 小型の540WDはそこまでやらなくても2人で持ち運び可能だ。
取り外した扉のガラスも輸送用の保護のゴムが金具についているので、そちらも忘れずに取り外しておく。たまに、ドブレに慣れてない薪ストーブ屋が設置した現場の煙突掃除に行くことがあるけど、外し忘れてゴムが焼けて炭状になっているのを見かける。それぞれの機種特有の設置ノウハウがあるのだ。
また、パレットに薪ストーブ本体がコーチボルトで固定されている。そのコーチボルトを取り外すと、金具が輸送用の仮足にくっついている。薪ストーブ本体を傾けて、仮足を回して外して、本設置用の足と入れ替える。本設置用の足は本体ではなく、取り扱い説明書のファイル内に入っているので、こちらもガラス保護のゴムと同様に見落とされているケースが多々ある。
引き続き、搬入後の設置位置を、下げ振りに合わせて一発で決められるように、煙突芯の位置をマーキングしておく。
ここまで準備ができたら、いよいよ、室内への搬入だ。
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