煙突掃除だけでなく本体メンテナンスも重要

暑くて薪ストーブのことを焚けない季節だけど、シーズンオフの今だからこそ、やらなくてはならないことがある。

それは煙突掃除と本体メンテナンスだ。

煙突掃除を格安でやっている業者もあるようだけど、その場合は本体のメンテナンスまで期待はできない。単純に煙突内の煤を落とすだけというパターンも多い。その際、薪ストーブの構造を知らないので、炉内で煤をきちんと回収せずに、大半を残しているケースも見受けられる。

必須なのは煙突掃除だけではない。分解が必要な触媒の点検清掃、ガスケットの状態の点検、必要に応じて交換など、薪ストーブシーズンが始まる前にきちんと実行しておいた方が良いことが多い。

当店では、毎年煙突掃除やメンテナンスを任せてくれているお客様に対して、ガスケットの交換時期のアドバイスも行っている。多くの場合は「あと1シーズンは何とか持つけど、次の冬を越したメンテナンスの時に交換した方が良い」という感じで案内して、余裕を持った交換を心がけている。シーズン途中でNGになると、薪ストーブを焚けない時が出てしまうからだ。

触媒に関しては、煙突掃除の1年毎の点検清掃では、残念ながら足りない。シーズン中、年を越すあたりで1回位はユーザー自ら、点検清掃した方が無難だ。触媒が灰で詰まると、燃焼効率が落ちてしまう。少しづつ燃え方が悪くなってくるので、なかなか気づかないけど、清掃すると明らかに良くなる。

1シーズン使用後の触媒

灰を落として詰まりを解消する

最近の触媒機はユーザーが自分でも点検清掃できるような構造になっているので、それほど難しくはない。触媒機のユーザーは、最低シーズン中に1回は触媒の点検清掃を心がけると良いと思う。

それが面倒だと思う人は、触媒機ではなく、クリーンバーン機(非触媒)を選択した方が良い。

これから薪ストーブの導入を検討している人は機種選定の際に頭に入れておくと良い。

秋冬になって、いざ薪ストーブに火を入れようとした時に不具合を発見して、連絡をもらってもすぐには動けなくなる。この時期は薪ストーブを使うユーザーが多くなるので、順番待ちとなり寒くても薪ストーブが焚けないということになってしまう。必ずシーズン前の夏の間に点検を心がけておこう。

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