薪ストーブを設置する周辺の炉壁の構造

今回小田原に設置したソープストーン製のアルテックの薪ストーブの炉台、炉壁は薪ストーブの素材に合わせて石で作成されている。遠くから見るとなかなか判らない詳細部分を紹介しよう。

炉壁の詳細を紹介

石を直接内装壁面の石膏ボードに貼り付けてしまうと貼り付けた石の熱がそのまま石膏ボードに伝導して、石膏ボードを固定している間柱の木部を低温炭化させるリスクが出てくる。

そのため、薪ストーブの炉壁の不燃材と、内装壁面の間には25ミリ以上の空気層を設定するのが基本だ。この現場も、しっかり施工する石材屋さんと打ち合わせをしているので、そのように施工してもらっている。

空気層を確保して遮熱している

また薪ストーブを燃焼させると1時間辺り20立米以上の空気を吸い込む。何も対策しないと燃焼用の空気が不足したり、隙間風となって空気の流れが発生したりする。そのため、薪ストーブのなるべく近くの低い位置から外気を薪ストーブに向かって送り込むための「外気導入」を設定するのが無難だ。

炉壁の外側が屋外に接している設置場所の場合には、この写真のように薪ストーブの背面に設定するのが無難だ。建物の中心付近の設置で炉壁裏面や側面が外壁に接していない場合には、床下から外気導入を確保する。

薪ストーブの背面の低い位置に直径150ミリのシャッター式のガラリ(レジスター)で外壁から外気導入

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コメント

  1. より:

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    • かわはら より:

      おさま;

      個別の案件、設置条件によって内容が変わってくるのは当然で、ありとあらゆる状況を網羅するのは無理があります。

      無料の記事に、そこまで求める「くれくれ君」を相手にするつもりはありません。

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