宮城県登米市での薪ストーブ入れ替え案件の最終段階だ。
提携先の重量物搬入業者さんが到着した頃には雨もすっかり上がって全く問題ない状況になった。
千葉で荷受けして、自分の平ボディのトラックに積んで現場へ持ってきた薪ストーブを、搬入業者さんのゲート車のゲートに横付けして、平行移動して移してから、地上に降ろした。
その場所から玄関までも少し距離があったので、台車に積んでなるべく負担を少なくして玄関前まで平行移動だ。
玄関から先は段差があるので、台車から降ろして人力で搬入、設置だ。この時は、私も設置位置の調整、指示を行っていたので、写真撮影している余裕はなかった。
炉台のところで、煙突芯の位置から下げ振りを垂らして基準点を合わせた位置に薪ストーブを設置した。レンガの段差があって、その位置だと薪ストーブがぐらつくので、脚にがたつき防止の調整用のネジを入れてぐらつきを止めた。
既存の薪ストーブのアンコールと、今回設置したネスターマーティンH43 B-topでは煙突の口元の高さがだいぶ違う。既存煙突の組み合わせでは、納まらないので、調整用の口元用のシングル管を組み合わせて高さ調整した。
想定通りの作業で特に問題はなく設置が完了した。
火入れしてしまうと実際にやってみての説明はできなくなるので、火入れ前に、この機種特融の、分解方法、メンテナンス方法をお客様に説明した。
ここのところ暑い日が続いていたけど、この日は雨あがりで空がまだ曇っていて、直射日光が地上に届いていない状況だったので、火入れ説明にぴったりだった。
これまで旧型アンコールを長年使ってきたお客様なので、焚きつけの仕方、火のつけ方、追加薪のタイミングなどの説明は不要なので、これまでのやり方と同じようにやってもらった。アンコールのようにダンパーの開閉機構はないけど、扉を開けっぱなしで焚火のように炎を育てていく火入れ方法でも、煙が室内に漏れることなく順調に立ち上がっていった。
ちなみに、旧型アンコールはかなりダメージが進んでしまって、ダンパーユニットアッセンブリー交換、空気調整機構アッセンブリー交換、パネルをばらしてフルオーバーホールしないと復活しない状況だった。修理費と天秤にかけて、新品と入れ替えることとなった。
しっかりと温度を上げて、炉内で二次燃焼する温度帯に入ってから、空気調整のやり方、コツを説明した。
真夏の設置工事の時は、工事完了後の火入れはお客様からのリクエストがない限りはしないで、シーズンに入ってから呼んでもらうことが多いけど、これからの工事は完了後の火入れ説明も行うことが多くなるだろう。
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