先日、指定したサイズより明らかに大きなチムニーがあって、チムニー上部の板金を取り払って、切り欠いて、何とか納めた現場があった。
多分、仕上がり外寸770ミリと指定したのを、何らか誤解で下地のベニヤを770ミリで設計したのだと思われる。
角トップを施工した時に、たまたま現場に板金屋さんがいて、他の部分の仕事をしていたので、事情を話して、切り欠いた板金の部分の上から化粧板を施して、角トップのスカート部分へ差し込んで、綺麗に仕上げて欲しいと伝えておいた。この仕事は足場のある時にしかできないので、コミュニケーションの取れる状況で良かった。
そろそろ薪ストーブ設置工事の予定という頃になったが、何の連絡も入らなかったので、現場監督に確認を取ったところ、まだ内装工事を行っていてる途中ということだった。しかし、それが終わるのを待っていると、室内足場を撤去されてしまう可能性もあるので、室内側の煙突も接続させてもらうことにした。
そのための現場訪問で、前回の角トップ施工の後、どうなったか確認できた。

足場が取れて、全体像が見えてきた現場

チムニーも化粧板が施されて、綺麗に納まっていた
今回はチムニー天端の板金を撤去、切り欠きで何とか納まったけど、たまにどうやっても、持参した800ミリの角トップや囲いフラッシングが入らないほど大きなサイズのチムニーの現場もある。その時は工事を諦めて、その現場に合わせた特注サイズの角トップや囲いフラッシングを制作せざるを得ないこともある。予定していた工期が大幅にずれて、他の仕事にも差し支えが出てきて、困ったことになる。
これまでは仕上がり外寸770ミリで指定して、そこに15ミリづつのクリアランスを取って800ミリ角の角トップや囲いフラッシングを使うのを基本方針にしていたけど、今後は仕上がり外寸730ミリを指定して、そこに10ミリづつのクリアランスを確保して750ミリ角の角トップや囲いフラッシングを使うのを基本としようと思う。
そして、指定した仕上がり外寸より大きく作られてしまっていた場合は、800ミリの角トップや囲いフラッシングを使えば、こちらは既製品で、特注ではないので、比較的、早い納期で納品されて、ダメージが少なくなる。
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