薪ストーブシーズンが終わって、煙突掃除、炉内清掃だけでなく、炉内の点検もしっかり行おう。炉内パーツが破損していないか確認して、さらにガスケットロープのへたりをチェックしよう。
ガスケットロープがへたってくると、そこから空気が漏れて炉内に入ってきて、本来の設計通りの燃え方をしなくなってしまう。色が白くなってきたり、ほつれてきたりしたら、そろそろ交換の時期だと判断しよう。焚き方や環境によって違うけど、3年位を一つの目安に考えておくと良い。もちろん1年で交換の場合もあるし、5年で交換の場合もあり、ケースバイケースだ。
ガスケットロープの交換は比較的簡単で、道具さえあればユーザー自身できる。だいたい以下のような道具があると便利だ。
今回は写真に撮らなかったけど、この他にガスケットロープを切るためのハサミ、そして切断部分がほつれて広がらないようにするためのマスキングテープが必需品だ。
マスキングテープは、ガスケットロープのほつれ防止のためだけでなく、扉が外れない機種の場合はガスケットロープの接着の際の補助として、ガスケットロープが垂れてこないように仮止めするためにも使える。
関西から関東に戻ってきて、以前から予約いただいていたガスケットロープの交換作業のレクチャーに行ってきた。10年近く前に家を建てた際に薪ストーブを導入した頃から、ずっとブログを愛読してくれていて、この機会に読んでくれたそうだ。関西ツアーから直接向かうことになるスケジュールだったので、部材は関西ツアーへの出発前に手配して、車に積んで持って行っていた。
シーズン終了後に放置しておいて、薪ストーブシーズンがはじまってから補修となると、パーツの入手に時間がかかって、焚きたくても焚けないということにもなる。早めに行っておこう。
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