振動ドリルでの穴開けの後は、穴の内部を清掃が重要だ。粉塵が中に残っているとアンカーボルトが固定できない。
アンカーボルトの施工方法も色々あって、外壁のRCに煙突固定する際や、RCの厚みがあまりない場合は、ボルトの上部のピンを叩き込むことでアンカー内部の金属の楔が開いて固定されるルーティーアンカーを使用する。
一方、今回の施工では穴の内部に接着剤のカプセルを入れてから、アンカーを差し込む接着系の施工だったが、RCの厚みがそれなりにないとできない。事前にRCの厚みが100ミリと確認取れていたので、この方法を採用した。また、炉台面のように、縦穴でないと施工できないなど、一長一短ある。この方法は接着剤が衝撃、振動を吸収するので、耐震性により優れた施工方法だ。

接着剤を埋め込んだ後に、アンカーボルトを差し込む

4か所のアンカー施工完了

薪ストーブ本体を設置してから耐震装置とアンカーを金具で締結
薪ストーブ本体の鋳物の細い脚だけでなく、耐震装置でガッチリ炉台面に固定されるので、安心感、安定感が全然違う!

床の仕上がり前の薪ストーブ設置完了
今回の薪ストーブ設置工事で地味に大変だったのは、まだ床のフローリング施工が完了していないことだった。通常であれば床面を歩いて炉台にアクセスできるけど、断熱材が大引きの間に埋め込まれているだけの状況で、どこでも自由自在に歩けるわけではなかった。大引きの上を歩かないと断熱材をぶち抜いてしまうので、注意が必要な状況だった。
引き渡し日が迫る中のギリギリのスケジュール調整での薪ストーブ施工だった。現場監督も毎日のように現場に来て、あれこれ動いていた。その際も「足場が悪い状況でごめんね」と声をかけてくれた。
また、煙突工事の際には、こちらから確認しなくても、大工さんが来てくれて、かわはら式耐震煙突固定法に必要な「木下地がここに入っているよ」と伝えてくれた。下地があると判っていると、安心してコーチボルトを打ち込むことができる。

かわはら式耐震煙突固定法で口元からも薪ストーブを固定している
ネスターマーティン専用耐震装置と、かわはら式耐震煙突固定法で上下で薪ストーブが固定される万全の備え。
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