既存の住宅に薪ストーブを導入する場合には床材の上に炉台を作ることになる。私の場合は熱対策のためスノコで浮かせてからケイカル板を置いて、その上にレンガを敷き詰めた。薪ストーブの機種によって底面にもかなり熱が伝わるものもあるので要注意だ。かなりの重さになるので市販の軽いスノコだと対荷重が心配だったがやってみたら何とかなったので、そのまま使っている。このやり方だと床材と炉台の間に段差が生じるため足を引っ掛けたり、つまずいたりするリスクが生じる。
一方、新築時に薪ストーブを導入する場合には上記の熱対策を取るのはもちろんだが、高さにも配慮したい。この写真のように炉台になる部分をあらかじめ抜いておいて、炉台と床材の高さを揃えてやることによって安全かつ快適な使い勝手となる。
また炉台の広さについても導入前には「とりあえず薪ストーブが置ければいいや」と薪ストーブのサイズよりちょっと広いくらいにしがちだが、かなり広く作っておいた方が良いと思う。使う前はなかなかイメージできないと思うが、けっこう薪ストーブの周辺は薪(以下のリンクのような薪ラック)、火バサミ、灰、焚き付け関連のもの、アクセサリーやメンテナンス用の部材など置く事になり意外とスペースを取るのだ、広すぎて困ることはないので可能な限り広く設計する方が後悔しなくて住む。ダッチオーブンなどの炉内料理をする場合にも取り出した鍋を置いておく場所にもなる。かなり余裕を持った広さにしておくことをお勧めする。