薪ストーブ導入コンサルタントやってます

これから薪ストーブを導入したいと考えている人は雑誌やネットで情報を仕入れて、薪ストーブ屋さんに行って話しを聞くケースが多いと思う。

しかし、ネットの情報は必ずしも正しいものだけではない。雑誌の記事にはスポンサー(つまりメーカーや販売店)の圧力を有形無形で受けていてバイアスがかかっている。薪ストーブ屋さんに行けば、最終的に自社で扱っているメーカーや機種に誘導されるのは間違えない。根拠もなく自社以外の製品を馬鹿にしてこき下ろしているケースも多いだろう。何も知らない購入希望者が、洗脳されてしまうのも無理はないだろう。販売業者は飛び込みの客を鴨がネギを背負っているように見ているのだろう。

そういう日本の薪ストーブ業界の実情にうんざりしている私だが、うれしいこともある。薪ストーブに関して本音で思ったことを書いているこのブログを読んでくれている方から、以下のような言葉をいただいていることだ。特定のメーカーや販売店に肩入れしないで中立的な立場で意見を述べているからこその評価だと認識している。

「かわはら門下生として・・・」
「師匠としてみている」
「バイブルのように読ませてもらっている」
「むさぼるように読ませてもらい・・・」
「薪ストーブの伝道師」

ブログを通じて自分の目で見て、自分の頭で考えて、実際に検証して行動している人たちと知り合えてとても光栄なことだ。彼らの行動を見聞きしていると安心していられる。

今年に入ってからは「自宅を新築する際に薪ストーブを導入したいので意見が欲しい」という具体的な相談も複数いただいている。間取りや薪ストーブの配置などを設計段階から慎重に検討することで、合理的かつ快適な空間が得られる。薪ストーブに関してあまり知識のない設計士や工務店の言いなりにならないで、彼らを指導する理論武装も必要になってくるケースが多いので、慣れない施主に自信をつけさせてあげる役割をしている。最終的に薪ストーブ工事に、薪ストーブ屋さんが必要となった場合には信頼できる業者を紹介しているし、自分で施工したいという場合にはそれなりのアドバイスやお手伝いも行っている。

そんな中で現在進行形の最新の面白い案件を紹介しよう。日本の販売店での薪ストーブの販売価格は、海外と比較して2倍程度となっているので、薪ストーブを個人輸入して半額で自己設置してしまおうというものだ。薪ストーブ屋さんに依頼すれば100万円コースだが、薪ストーブ本体20万円+煙突部材20万円+送料&通関料20万円の合計60万円程度で、本格的な欧米製の輸入薪ストーブがゲットできるというものだ。

まずは気になる機種の選定だが、最初から私のお勧めの「ドブレ」を出してしまっても、本人は納得いかないだろうから、バーモントキャスティング、ダッチウェストなどのよくあるメーカーはもちろんのこと、イタリア製のイソッタという天板が外れて直火料理ができる機種も含めて気になるモデルを一通り自分で見て触って質感などを確かめてもらった。

そしてある程度の予備知識をつけてもらった時点で、建築図面や建築模型を持参してもらって打ち合わせを行った。その後にいただいたメールを本人の承諾を得て掲載する。

川原様

今日は本当にありがとうございました。
天気予報が嵐になるようなことになっていたので躊躇したのですが
思いのほか雨も降らずラッキーでした。
お隣の屋根まで上がってしまって、なかなか有意義なひとときを
過ごさせていただきました。
正に百聞は一見に如かず、一目瞭然、目から鱗の連続でした。
チムニー工事、煙突工事、外気導入のこと薪ストーブ購入のアドバイス
具体的なお話を聞けてモヤモヤしていた霧が晴れた様です。

薪の必要な全体量も行ってみて初めて分かりました。

これから建築許可が下りて具体的な工事日程がはっきりして来ると
思いますが
順次、平行して薪ストーブ導入の算段をして行きたいと思います。
恐らく、また行き詰まったりすると思いますのでその時は相談に
乗って下さい。

まずは、近々にベルギー大使館に行って個人輸入の可否を確認して
こようと思います。

それから、シチューとコーヒーご馳走さまでした。
奥様と子供達、ワンちゃんによろしくお伝え下さい。

また報告します。

これは「自分で工事して設置する」パターンです。 かわはら薪ストーブ本舗では 薪ストーブ設置コンサルティングサー…

かわはら薪ストーブは全国

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