新築する時に薪ストーブを導入する時には、煙突掃除のことも考えて、煙突にアクセスしやすい設計をお勧めする。ベランダや天窓から屋根に簡単に上がれること、あまりに急勾配な屋根にしないことが望ましい。
煙突掃除は毎年のことだ。毎年業者に数万円出して煙突掃除を依頼するしかないような設計にするよりも、自分で簡単にできるようにしておけばランニングコストが大幅に安くなる。
また、慣れないうちは燻らせててトップにコーティングされたような煤が付着しがちだ。それが飛散すると近所迷惑になるので数週間ごとに小まめに点検、清掃してやる必要がある。いくら室内側からブラシを突き上げてもトップに付着した煤は除去できないのだ。
そういうことを総合的に考えると、煙突へアクセスしやすい設計が合理的だ。写真のように夕日に染まる綺麗な煙突をいつでも眺められるのが理想だ。