角トップ仕様の煙突の掃除方法

薪ストーブの煙突の仕様には色々あるけれども、雨仕舞い、耐久性、風雪の影響など、あらゆる点で一番優れているのが、角トップ仕様だ。チムニーを作る分だけ費用がかさむけれども、予算的に余裕があるならば、この煙突仕様をお勧めする。メンテナンスもやりやすい。屋根に上った際にチムニーで身体を預けて支えることができるので、フラッシングで煙突だけ立ち上がっているよりも安全、安心に作業できるというメリットもある。
煙突掃除の場合には、まずはトップのカバーを取り外す。たいていは10ミリの六角のボルトで止まっている。それを外して裏返しにしてチムニーの上に置いたのがこの写真だ。1年間使用した分の煤が付着しているのが確認できる。ちなみに、これは良質な乾燥した薪を上手に高温で焚いていて、かなり煤の付着は少ない方だ。
こびりついた煤は「皮すき」という道具で擦り取り、刷毛で一ヶ所に集めて回収する。律儀にビニール袋に入れるのもアリだけど、カバーを立ててチムニーの中に落としたり、煙突の中に入れてしまうのが手っ取り早い。このように皮すきと刷毛があると確実にラクに作業できる。
そして綺麗になったトップカバーの裏面の様子がこれだ。綺麗になったら、とりあえず安全な場所にカバーは置いて、次はチムニーの上部と、煙突内部の掃除だ。もし屋根の上に安全に置ける場所がない場合には、素直に一度地面に下ろして、地上で掃除した方が無難だろう。

かわはら薪ストーブは全国

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする