DIYでの炉壁作成にお勧めの左官材料

ずばり、エターナル・アース社のテラという商品だ。
詳細についてはメーカーサイトを確認して欲しい。漆喰ベース、珪藻土ベース、外壁用と3種類あるので、珪藻土ベースの内装用の商品が、薪ストーブ周りの炉壁にはお勧めだ。
漆喰のように塗る時に強アルカリ性で、手荒れしたり、飛び跳ねた材料があちこちの木部に付着してシミになったりすることもない。ぼたぼたと、下にこぼしても、ヘラなどですきとって、濡れ雑巾で拭けば、簡単に綺麗になるので、養生にそれほど神経質にならなくても良く気軽に使えるのだ。
簡単に使い方を説明すると・・・

1.バケツ缶を開封して材料を適当に1回塗るのに適当な量を取り分けて、綺麗なバケツに入れる
2.元のバケツは蓋をして密閉しておく(季節にもよるけど冷暗所に保管で1-2ヵ月は利用できる)
3.取り分けた材料に適量の水を入れて、良くかき混ぜて、生クリーム程度の柔らかさにする
4.あとは塗るだけ

塗る前に、必ず、ケイカル板同士の継ぎ目や、ビスの頭をメッシュやパテで下地処理しておこう。「左官材料を塗るから下地はどうでもいい」と考えてしまいがちだけど、実は下地処理の方が重要なのだ。きちんと下地処理をしてからでないと、せっかく塗っても、みっともなくひび割れしたり、跡が出たりしてイマイチな状態となってしまう。
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ケイカル板と軽量鉄骨を固定している皿ビスの頭
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ビスの頭の凹み部分をパテで処理
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パテが完全に乾いてから材料を塗る
一回塗って、ある程度乾いてから二回目を塗れば綺麗に厚塗りできる
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二度塗りした直後の艶がある状態(上の写真のビス頭の部分)
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乾燥して艶が消えて、しっくりしてきた状態
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コテの跡が美しい(マッドに平に仕上げない方が、汚れや傷が目立たないのでお勧め)
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完成した炉壁周り
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既存内装壁と一体化した、主張しない違和感のない仕上がり
一缶で1万円弱と、値段は少し高い。漆喰の3倍程度の値段だ。でも値段が高いなりの良さは必ず実感できるはずだ。一缶買えば、910ミリ×1820ミリのケイカル板3-4枚分程度は二度塗りできるくらいの量なので、広めの炉壁を制作する際の材料としても、ちょうど良いと思う。
もし余ったら、下地を選ばない材料なので、寝室などの壁紙をタッカーで?がれないように処理してから、その上に塗って使い切ってしまおう。調湿効果で、快適な空間になるだろう。この材料は「生モノ」なので、基本的には開封したら3ヵ月以内に使ってやらないと固まってしまって、使い物にならなくなってしまう。
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