「かわはら式耐震煙突固定法」について、直接の名指しはしてないけど、伏せ字を使って明らかに私のことを、小馬鹿にして、批判している面白い記事を見つけたので、思うところを書いておく。
該当のブログの作者を名誉棄損や営業妨害で法的に追い込むことも可能なので、これを機会にプロを敵に回すと、どうなるのかを理解させた方が良いのかな。
そこまでしないと解らないのかなぁ、仲間がたくさんいるはずなのに「こういうことやっちゃいけないよ」とアドバイスしてあげる人もいない残念でかわいそうな人だなぁ、と思った。
「自分の信じるもの以外は全て悪」みたいな感じで、会ったこともない知らない人を馬鹿にして批判するのは、まともな人間のやることではない。
暇になったらトコトン追い込んでみるけど、薪ストーブの設置工事やメンテナンスで忙しくて、今はやってられないので、今後の楽しみに取っておこうと思う。
もし、新潟県のH氏がこの記事を読んでいたら、かつて私のことを敵に回して、どうなったのかアドバイスしてあげて欲しい。
【本人が記事を取り下げたり非公開にして、リンク切れになっている可能性もあるので、スクリーンショットを貼り付けておく】
まず、最初に言っておきたいことだけど、「私の地震対策が完璧で、これをやっておけばどんな地震でも安心」ということは一切言ってない。
そもそも、破壊力の強い巨大地震を目の前にしたら、いくら人間がベストを尽くしたところで、高がしれているというものだ。人間の力を妄信してしまう方が怖い。
現時点で自分が考えているベストと思われることをやっただけだ。
私の場合は地震対策を重視するユーザーに関しては、脚の部分が本体と一体化している鋼鈑製をおススメしているし、その脚の部分の固定と、本体口元付近のスライド煙突より下の部分で建物の構造部分で煙突も固定していて、上下二か所で固定している。
「根拠があるのか、テストしているのか」と言われたら、私はテストしていないから根拠はない。
テストのためには200万円以上の費用がかかり、薪ストーブの大手輸入商社、老舗薪ストーブ店ならともかく、弱小の薪ストーブ店がポンと出せる金額ではない。
(下部だけ固定よりも上下の二か所で固定していた方がテストをするまでもなく、より安心な気はするが・・・)
煙突掃除などの際に他店施工の現場を見る機会が多いけど、そもそも煙突そのものが固定されてなかったり、固定されていたとしても、ぐらついていたりする現場が多いわけだ。
そんな中で、私は自分での施工の際に、煙突固定にこだわって最善を尽くしているだけだ。実際に施工したお客様も「これだけやって何かあったら、その時には(建物本体などもダメージを受けているだろうから)仕方ないよね」と、言ってくれている。
京阪エンジニアリングの川上社長が取り組んでいる本体底面を炉台に固定するという方法を、私も全く否定はないし、京都大学防災研究所の振動台を使って製品のテストをしていることも、素晴らしい取り組みだと思う。
脚というパーツをボルトで本体と組み付けている鋳物の薪ストーブの弱点を解消するためには良い方法だと思う。
この記事を書くに当たって、京阪エンジニアリングのテスト動画を見たけど、データの取り方が2次元なのが気になった。
縦横のX軸、Y軸方向のみの力の加わり方のグラフだけだったので、上下方向のZ軸方向のデータを何らかの形で見てみたいと思った。
そもそも、この振動台の動きが二次元のものか三次元のものか、この動画からは判りにくい。
上下方向(Z軸)方向にも動いているようにも見えるけど、かなり微妙な感じで、本当に現実の地震のデータ通りなのだろうかと気になった。計測地点の選定で、あまり上下動の大きくないポイントを採用したのかもしれない。熊本地震の突き上げるような揺れは、もっと凄いと思うのだけど、どうなのだろう?
鋳物製の底部だけ固定するのか、鋼鈑製の脚と上部のダブル固定か、「どっちに金を出すのか」ということはユーザーが決めれば良いことだし、そもそも私のやり方の場合には専用のパーツを追加しなくても、機種選定や、施工の際の創意工夫で実現できるので、ユーザーの大きな追加負担はない。
(新築の場合は、状況が許す限り、かわはら式耐震煙突固定法を採用している)
「ユーザーのことを考えて、より安心、安全な方向を考えていこう」
という姿勢や気持ちは、大手の京阪エンジニアリングも、弱小のかわはら薪ストーブ本舗も同じだと思う。
(取り扱っている製品が違うからアプローチの仕方が違うだけ)
自分の信じるものを絶対視するあまりに、他のものをダシに使って批判して、持ち上げるという手法はどうなのだろう。
わざわざ私のことを比較に上げずに「良いものは良い」と単純に書けば良いような気がする。
コメント
少し前のブログ村ランキング騒動と言い、今回の件と言い、プロにケンカを売るのが趣味のひとではないかと思います。
タイトルに釣られて「あぁ」と残念な気持ちになることが多いブログでしたので、最近は全く見ていませんでしたが、あの記事はひどすぎますね。
何かイヤなことでもあったのですかね?
喧嘩するならデーターを取って証明するのが一番と思うが。
お互いにストーブ愛好者と思うが論争は大いにやるべきだ。
4年位前から毎日こちらのブログにお邪魔しています。はじめまして福島の設計屋です。
ありがた屋の、柳沼さんのところにもお邪魔してしてます。
今日の内容に、私も同感です。
何時になるか分かりませんが、ハンターSKAGENが欲しいです。川原さんのこちらの記事を見て好きになりました。
川原様、私は誠実な方だと思います。
これからも楽しみに、こちらのブログ拝見します。よろしくお願いします。
個人的には、京阪エンジニアリングさんがよくやられているということであるわけですが、逆説的にいえば、老舗なのに今まで何をやってきたのか、ってことです。今までかかったんでしょうか?少なくとも、阪神大震災ってのがあった時、こういうデータ取りなどはできたはずですよね。
それと、E-Defenceの実物大の耐震試験では、構造計算をした3階建てが転倒して、その手抜き建設(見た目的に同じ建物)はヤナギのようにナヨナヨして転倒しなかった、という落ちもあったりしましたから、早々単純なものではないと思います。
実際のところ、煙突などの条件は、一軒一軒異なるわけですし。
小馬鹿にしているかどうかはさておき、揺すって動かなかった、という説明で納得しない人がいるのは事実でしょうし、それにいちいち迎合するというのも違うとは思いますが、いずれにせよ、地震などの災害に対して、備えておくことは大切だと思いますし、これをいっては身もふたもないのですが、1ストーブ店として、できることは限られているし、また、お客さんの側としても、かけられる予算なども限られていると思うのです。
耐震という意味では、強化ガラスの炉台などがありますが、あれだと、固定のしようもないし、重たいもの、例えば、ストーブの上のダッチオーブンが落ちたら砕け散る可能性もあるし、その際にストーブのなかから割れてしまった大きなストーブの窓から熾でもが飛び出せば、火事の原因にもなりかねませんが、そう言う意匠性と安全性とのバランスというものもあるわけで、でもそう危なそうな案件、時々ネットで見ますよね。
ちなみにうちのストーブは免震になっていて、アイソレータは3次元試験をし、構造計算をしてもらっています。
ストーブについては、今は置いてあるだけです。
お二方共毎日ブログを読ませてもらっていて大好きなのですが書き方、発言が子供じみててワロタ
「誰もかわはらさんの事とは言っていない」と、シラをきれるレベルの書き込みではないですよね。
後日、記事が削除されたりしていれば、「しまった、書きすぎた」と思っている証拠で、まだ救いがあると思いますが、多分自分の行為について「やったらどうなるか」という事が分からない方でしょうから、それを教えてあげるのもやむを得ないかもしれませんね。
ゆで落花生さま:
おっしゃる通りかもしれないですね。
何があったのかは、分かりませんが、私のことを敵視していることだけは事実だと思います。
hikiさま:
きちんと話の歯車が噛み合っている議論だったら良いのですが、話の通じない相手だと徒労に終わりそうです。
設計屋さま:
ご丁寧な自己紹介をありがとうございます。
柳沼さんのところにも行っているのであれば、私と柳沼さんの共通点のようなところも、感じていただけているのではないでしょうか?
薪ストーブの導入のタイミングで、またベストな提案ができたらと思っています。これからも、よろしくお願いします。
sigle02さま:
個別の案件や現場ごとに耐震性は異なるので、実験室のデータがそのまま適用できるとは限らないですね。本体だけ固定されても、煙突が外れたら意味ないですし。
自分の置かれている立場で最善を尽くすしかないと思っています。
ちゃ太郎さま:
笑えたというのも、分かります。
Mr.トリデさま:
私もそう思いました。
任意のタイミングで、自分がやりたい時にやろうと思います。
5月のイベントにてお世話になりました栃木の者です。
>1.鋼鈑製で脚が本体と一体化している機種を選択
>2.脚部をアンカーボルト、L字金具で炉台に固定
EUの、とある有名ストーブを使用しているのですが、重量の割りに足が細く、床との接点面積も小さく感じます。
そういった意味でも『1』の内容は重要と考えます。
私が購入したストーブ屋さんによりますと、3.11のとき、外国メーカーのストーブで、足が折れたケースが数件あったとのこと。
また、レンガ積みが倒れストーブを押し倒したケースも多々あったそうです。
それと、煙突はどうしても軽く思われるケースがありますね。
栃木のふじおかさま:
おっしゃる通り、地震で脚のボルトが切れて、脚が外れて転倒するケースも珍しくないです。311の時だけでなく、熊本地震でも同様と聞いています。
地震のことを考えたら、鋼鈑製で脚が本体と一体化しているモデルを選択すると安全上、有利ですね。
煙突が軽視されている施工も多いのが実情だと思います。
そんな現状の中で、できることをやっていきたいと思っています。
巨大地震を考えた薪ストーブの安全対策はあの原発のように100%が無い。 地震国日本の現実であるわよのね。 損害賠償保険の補償では巨大地震で起きた事由として、理由ではなく結果として火災なのか重篤怪我または死亡事故かへの個別支払いの補償支払いのみ。 メーカーにはそもそも製造責任もないし、代理輸入販社に販売責任もない。あるのは施工業者に施工責任か? 普通の瑕疵担保責任はあるが巨大地震はその対象にはならない。 これだけ大きなテーマですから相手にマジになって対応するのはナンセンスでは? 瑕疵担保責任や営業妨害を執拗に繰り返して来たらま初めて法的な措置を検討したり実行しては? 論争相手にならないおバカさんに付き合っては時間のムダよ!
大きく重い家具が真横にぶっ飛んできたらしい。 150kgの薪ストーブや500kg以上の蓄熱型ストーブが頭に倒れたり、ぶっ飛んできたら即死。お陀仏するぜ。 この地震対応問題は業界として対処し憂慮するレベルだし、それを現実は超えてくる気がする。
小生の感想。
川原さんのストーブに対する愛着は感じますが企業の大小を問わず確たる実証が
ないのであれば公開しないで個々のユーザーとの折衝で施工して実績を重ねて積み上げていけばよいのではないしようか。
薪ストーブを使用して30年近くになりますが薪ストーブ業界は天狗型や自信過剰型の人が多いように感じます。
川原さんは例外ですが。
数年前にストーブのトラブルでストーブ誌で紹介の販売店6,7件にメールで
問い合わせるとすべてno answer
最近になってこのブログ集を閲覧するようになってその販売店が偉そうにブログで登場しているのを見て何を言っているのかと感じます。
いずれにしても実績を積み上げたらいかがですか。
内緒コメント at 2017/07/18(火) 23:07:26さま:
アドバイスありがとうございます。
薪よう子さま:
現状では相手にしないのが大人の対応だということは理解しています。
今後の様子を見ながら、しかるべき判断したいと考えています。
八ヶ岳さま:
ご感想ありがとうございます。
最初は公開しないで自分のお客様だけを守れば良いとも思っていたのですが、熊本地震の被害を見たら、真似できることはしてもらって、何かあった時に少しでも被害を軽減できた方が、日本全体の薪ストーブユーザーに対してメリットあると判断して、公開に踏み切りました。
自分のできる範囲で地道に実績を積み重ねていきます。新築物件で、状況が許す場合には可能な限り、かわはら式耐震煙突固定法を採用しています。
【一生焚き火LIFE】
ばかにしてるねぇ~w
↓
『7月13日の記事におきまして
相手方に不快な思い
ご迷惑をお掛けしましたことを
お詫び申し上げます。
馬鹿にするなどというつもりはなく
薪ストーブの世界でも認知度の高い方なので
「これ以上ない、最強の耐震施工」
というタイトルと内容に温度差を感じ、もう少し具体的な裏付けがあった方が良いのではと思い書いてしまいました
「これ以上ない」をしらべますと
「これより良い方法がない・最良の」
とあります。
この世界では発言力ある方だと認識してましたので、私もそのタイトルに興味をそそられました。
補足はされてましたが誤解も招きかねない
内容に思えましたので書いてしまいました。
意見として述べたつもりですが
しかしながら、
言い回しに不適切な部分もあり
そこは素直に反省し
記事の削除を行い
併せて周囲の方々にも不快な思いを
させた事を
重ね重ねお詫び申し上げます。
本当に申し訳ございませんでした。』
7/20現在、一生焚き火LIFEに対する擁護コメントなしw
9maxさま:
おっしゃる通り、自己弁護、言い訳に終始していて、全然、謝罪文には見えませんねぇ。
お友達、たくさんいるはずなのに、コメントつかないのは何ででしょうねぇ。
川原さんのブログのファンです。毎回楽しみに拝見しております。お気持ちお察し致します。
でも今回は読んでて何だか少し悲しくなります。
薪ストーブ愛好家さま:
申し訳ございません。
この件は、もうこれで終わりにします。
お気づきかもしれませんが、もう一つ、別件で炎上したものがありまして、そちらへの対応で、もう一つだけ記事を上げる予定です。
さらに悲しくさせてしまうかもしれません。
重ね重ね、申し訳ございません。