午前中に和歌山で煙突掃除と薪ストーブ本体のメンテナンスを終えた後には、京都に移動して、同日で二件目の作業だ。
屋外側はホンマの中空タイプの煙突(ほとんどシングル煙突)
室内側はシングル煙突
ここは、もうだいぶ前から毎年作業させてもらっている。家を建てた大工さんが取り付けたという薪ストーブと煙突だけど、取り扱い説明は受けてないために、最初のうちは焚き方もあまり慣れていなかった。一番最初の訪問の時には、煙突内にタールがこびりつくような感じで、ワイヤーブラシでこすっても、なかなか取れなくて、大量に煤が出ていた。
その都度、焚き方や薪作りを指導してきて、少しづつ状態が良くなってきた。
今回は、ついに「シングル煙突ではこれ以上煤が減らすのは難しい」という状態まで減ってきた。これまでのアドバイスが役だって、それなりに使いこなせてきたことが、確認できた。
国産の鋼鈑製の薪ストーブだけど、製造元から部品を取り寄せて、今回はガラス交換、ガスケット交換などのメンテナンスも行った。シンプルな構造だったので、楽勝だった。
作業の後に、ハーゲンダッツのアイスクリームとコーヒーをいただいた
暑い日の作業だったので、美味しさが際立った♪
今回の訪問で「現在の、ホンマが輸入している中国製のこのシングル煙突、中空二重煙突を、国産の高木工業所の二重断熱煙突に入れ替えたい」という話があった。
もし実行したら効果は明らかに体感できるだろう。まず焚きつけの瞬間から燃え方の良さに気づいて、空気を絞っても良好に燃えるようになるので燃費が良くなり、暖かさが長続きして、より完全燃焼に近くなり煤の量も激減と、良いことだらけだ。満足度の高いものとなるだろう。本来の、この薪ストーブの持つ能力が、発揮できるようになると思う。このように、薪ストーブは煙突で性能が決まる。これまで、複数のシングル煙突から二重断熱煙突の入れ替え工事を行ってきたが、全てのユーザーが、焚きつけのその瞬間から変化を語ってくれた。「効果がわからない」という声は一つもない。
「煙突から熱を室内側に放出するから暖かい」とか「シングル煙突で十分」みたいな説もあるけれども、二重断熱煙突にしないと本来の薪ストーブの性能は発揮できないことを認識しておこう。薪ストーブの性能は煙突の性能に大きく依存する。
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